8月に開始された福島第一原発処理水の海洋放出後、中国から日本を批判するイタズラ電話が大量にかけられた。日本への電話は下火になったが、北京の日本大使館は9月17日までの約3週間で、40万件に及ぶ“電話攻撃”に遭っており、いまだ収束はしていない。

 一方、武漢で9月20日に、浦和レッズが出場して行われたサッカーAFCチャンピオンズリーグの試合でも、日本語と中国語で「海が泣いている」との横断幕を掲げた。スタジアムの外で日本の国旗に火をつける動画が拡散されるなど、「愛国」的行動が蔓延中だ。動画投稿で年収数億円という一攫千金も夢ではない「TikTok経済」のもと、日本などを攻撃すれば手っ取り早く稼げる、という愛国インフルエンサーたちの思惑が背景にある。

 コロナ規制が緩和された最近は、彼らが海外で愛国動画を撮影し一儲けを目論む「出征」が増えている。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます

週刊文春電子版に超おトクな3年プラン59,400円が登場!月額プラン36ヵ月分と比べて19,800円、年額プラン3年分と比べて6,600円おトク!期間限定12月2日(月)まで!

キャンペーン終了まで

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

    オススメ!期間限定

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2023年10月5日号