9月26日から2夜連続で、米東部ペンシルベニア州のフィラデルフィア市中心部などで集団強奪事件が勃発した。SNSを通じて集合した100人以上の若者が、アップルや高級ヨガ・スポーツウェアブランドの『ルルレモン』、薬局など数十カ所で略奪行為を繰り返した。事件から3日間で14歳から50歳まで、60人以上の逮捕者が出た。
襲撃直前まで同市では黒人男性を射殺した警察官への殺人罪などでの訴追を裁判所が認めなかったことに抗議するデモが行われていた。そこに便乗し別の集団が略奪行為に及んだと見られている。同市市長は、SNSへの投稿で「日和見主義的な病的な犯罪行為」と事件を糾弾した。
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source : 週刊文春 2023年10月12日号