10月13日、細田博之衆院議長の後任に、自民党が額賀福志郎元財務相(79)を充てる方向だと報じられた。この日、本人は、周囲に「まだ決まっていない」と言いながらも満面の笑みだった。
政治部記者は言う。
「永田町では『終わった男』と呼ばれてきたのに衆院議長なんて、奇跡の復活だ」
2018年に額賀派(平成研)の会長を退き、不遇をかこってきた額賀氏が大役を射止めた理由の一つは、参院のドンと呼ばれた平成研(現茂木派)の青木幹雄元参院議員会長の死去だ。青木氏は、額賀氏と現会長の茂木敏充氏を蛇蝎のごとく嫌っていた。細田氏が議長に就任した21年に額賀氏も候補に挙がったが、青木氏が許さなかった。
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source : 週刊文春 2023年10月26日号