ビッグモーターによる保険金の不正請求問題で、大きな動きが2つあった。
まず、経営悪化で支援先企業を探していたビッグモーターに対し、同業大手のガリバーを運営するIDOMが支援しない考えを伝えたと読売新聞が11月9日付朝刊で報じたのだ。
「IDOMは支援先の“本命”と見られていた。しかし、経営体質が改善されていないことや、創業者の兼重宏行前社長の存在に関する懸念が払拭できなかったようです」(銀行関係者)
社長を退任して以降、雲隠れを続けている兼重氏。非上場のビッグモーターの株式は兼重一族の資産管理会社が100%保有してきた。支援先企業の選定についても、兼重氏が陰で指示を出しているとされる。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2023年11月23日号