「なにこれ? なに?」「えっ18万!? スゴい……18万VIP!?」
画面越しの美女が目を輝かせ、甲高い声で叫ぶ。宇宙旅行風の映像がオーバーラップし、なにやら特別な「ギフト」が女性に贈られたことが分かる。
これはライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」での一幕だ。東京など世界6地域に拠点を置き全174地域にサービスを展開、世界で5000万のユーザーを誇る巨大プラットフォームである。
「『17LIVE』の“ライバー”こと配信者は国内で7万人以上います。また、インフルエンサーや美男美女が数多く集まることでも知られています。“リスナー”こと視聴者は課金すれば派手な演出付きの“ギフト”をプレゼントできるのですが、その一部がライバーの収入になる。いわゆる“投げ銭”で儲ける仕組みになっています」(ライバーの一人)
実は、「17LIVE」界隈では2年ほど前から異変が起きているという。
2年ほど前に現れた、数百万円の投げ銭をする“社長”
前出のライバーが言う。
「ある“社長”が現れて、ライバーたちに大量の投げ銭を始めたのです。その規模がケタ違い。月に数十万円では済まず、数百万円が当たり前というレベルです。有名な“ギフター“になり、色んなライバーたちが社長の『推し』を目指し……つまりは収入源を求めて、社長のもとに群がっています」
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source : 週刊文春 電子版オリジナル