上川陽子外相を「おばさん」と揶揄した発言が問題視されている麻生太郎副総裁。誰より派閥の存続に固執し、御年83歳を迎えながら次期衆院選にも意欲を示している。だが、そんな男に“退場勧告”を突き付けるのは――。

 

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“ギャングスタイル”が定番

 都心を代表する渋谷区の高級住宅地。中でも、一等地と呼ばれる一角にひと際目立つ3階建ての洋館は佇んでいる。約2000平米の広大な敷地の価格はおよそ40億円。日本を代表する“華麗なる一族”の持ち家だ。

 主の名は、高祖父が大久保利通、祖父が吉田茂、そして妹が皇族の寬仁親王妃信子さまという、自民党の麻生太郎副総裁。御年83歳を迎え、最近も舌禍が物議を醸した元首相である。

 入り口をポリスボックスに守られ、堅牢に見える“40億円屋敷”。だがその周囲では、実は政権の帰趨をも揺るがしかねない“異変”が生じているという。

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source : 週刊文春 2024年2月22日号