2月12日にFNN系ニュースサイトに出た「京都発ドラァグクイーンのコメディ映画がアメリカへ」という記事、世間的には知られていないでしょうが、引っかかって仕方なく、そのことを書きます。

 ちなみに、上映規模が非常に小さくて観ることはできず、映画の評価はできません。記事のことだけ書きます。

 内容は――京都の男女3人組演劇ユニットが演じる、ドラァグクイーン2人と蕎麦屋の女将によるコメディ映画がコアな支持を集め、アメリカの大学で上映されることになった。そこで3人にインタビューし、映画の魅力、ついでにLGBTQについて語ってもらう……という感じ。

 ちなみに彼らはLGBTQ当事者ではない。確かに非当事者が演じちゃいけないわけではないけれど、インタビューで彼らは「LGBTQのキャラクターでお芝居をすると関西の強い笑いが受け入れやすくなって」と明言していて、彼らがLGBTQ(というか、この場合単に「G=ゲイ」だと思うのだが)を単なる面白キャラとして導入した様子が窺えます。記事の地の文でも「この映画はLGBTQの啓発を目的とした映画ではない」と明記されている始末。

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source : 週刊文春 2024年2月29日号