こんにちは。いつもご愛読、ありがとうございます。
最近、行く先々で「あの連載、面白いね」「いつまで続くの?」などと聞かれることがよくあります。連載「バブル兄弟 高橋治之と高橋治則」のことです。
サブタイトルに「五輪を喰った兄と長銀を潰した弟」とありますが、そろって東京地検特捜部に逮捕された稀有な兄弟の、交錯する人生を描いた巨弾ノンフィクション。書き手は、週刊文春の大エースとして数々のスクープを放ち、2020年に独立した西﨑伸彦さんです。永田町、検察、警察、闇社会、芸能などなどあらゆるジャンルに精通し、隅々までネットワークを張り巡らせていることから、強者揃いの特派記者の中でもプロ中のプロという意味で「西﨑プロ」と綽名されていました。
現在発売中の第12回からはいよいよ佳境に入り、さらに盛り上がってきました。そこに花を添えているのが、高橋治則氏の愛人だった北山裕子さん(仮名)です。
今回、ゲラを読んでいて私が目を奪われたのは、最初のページのこの一節です。
〈最初の取材は2019年3月〉
つまり、西﨑さんは独立前、文春記者として毎週何らかの記事を書きながらも、空いている時間にこつこつと自身の気になるテーマの取材を続けていたのです。北山さんにもいつしか深く食い込み、これまでの取材は、延べ50時間近くに及ぶそうです。
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source : 週刊文春