「連日、長谷川氏の対応に追われ、みな疲弊している。誰も倒れていないのが不思議なくらいです」
そう告発するのは、長谷川岳参院議員(53)の地元・北海道札幌市の市役所職員であるA氏だ。
演歌歌手・吉幾三が「飛行機内での横柄な態度」を動画で告発し、波紋を呼んだ長谷川氏。
「愛知県出身で、小学校時代に戸塚ヨットスクールに入校したことも。北海道大学時代にYOSAKOIソーラン祭りを中心メンバーとして立ち上げたのが自慢です。菅義偉前首相と近く、道内では影響力が大きい。一方、吉が告発したような横柄な態度は地元では有名。イニシャルを取って『HG』という隠語で呼ばれ、恐れられている」(地元紙記者)
そんな長谷川氏がいま特に力をふるっているのが、札幌市役所だ。職員の朝は「HG対応」から始まるという。冒頭のA氏が嘆く。
「朝7時台に出勤して真っ先に行うのが、長谷川氏へ送る新聞記事の選定。各部署で連絡を取りあい調整したうえで、関心の高いGX(グリーントランスフォーメーション)事業関連の記事などを、9時半ごろまでに東京の議員会館の事務所に送らなければいけません。本来の始業時間は8時45分ですが、それではとても間に合いません」
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source : 週刊文春 2024年4月4日号