今回の執筆者はM記者です。
新生児用の小さな哺乳瓶からわずか60mlのミルクを懸命に吸う息子を見つめ、「ああ、俺もついに父親になったのか」と幸せをゆっくり噛みしめる……などという余裕は一切ありませんでした。なにせ時間は朝の4時。感慨にふける暇もなく、1日8回、3時間毎のミルクタイムはまたすぐにやってきます。
おしっこをひっかけられながらちょっとずつ上達していったおむつ替え。あれだけ服がびしょびしょになっても最後までコツを掴めなかったベビーバス。まったく泣き止まずに夫婦で途方に暮れた深夜2時。あの頃は最高にカオスな毎日でした。あれから半年。まだまだ大変なことはありますが、哺乳瓶もおむつもベビー服も順調にサイズアウトを重ねて、今では離乳食を爆食いする息子の姿に微笑ましくも頼もしく感じている今日この頃です。
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source : 週刊文春