〈本記事で書かれているような、コンサート収益についての不正行為は一切ございません〉
Mr.Childrenが所属事務所「エンジン」との連名で「週刊文春の記事について」という声明を発表したのは、小誌先週号の発売前日のこと。だが、そこには明らかな“フェイク”が――。
小誌は先週号で、ミスチルの所属事務所「エンジン」の代表取締役である谷口和弘氏が、2018年と19年のコンサートツアーを利用して約4億円の裏金を作った疑惑を詳報した。
そこで明らかにした裏金作りは3つの手法に分かれている。
1.制作費の水増し請求
2.協賛金の着服
3.プレイガイドの「販売手数料」のピンハネ
1は、それまで舞台監督や照明などの外部業者がエンジンに請求していた制作費を、コンサートの制作責任者である松尾貴志氏が代表のコンサート制作会社「クラッチ」に請求させるように変更。
クラッチ社はその請求から1、2割水増ししてエンジン社に請求する。その水増し分がクラッチ社にプールされるのだ。
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source : 週刊文春 2024年6月20日号