日銀が金融緩和の転換を模索し、早ければ年内にも0.25%の追加利上げの可能性が囁かれる中、日経平均株価が不安定な動きを示している。9月4日にも、一時1500円を超す大幅下落を演じたばかりだ。
「そうした中、注目されるのが、“巨大なクジラ”年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の動向です」(メガバンク幹部)
GPIFは原則5年に一度、資産運用の大枠である基本ポートフォリオを改定してきた。2014年10月には、国内株式の配分比率を12%から25%に一気に引き上げ。20年4月には債券比率を変更したものの、株式比率は据え置いた。現状は国内株式、国内債券、外国株式、外国債券の各資産25%ずつだ。
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source : 週刊文春 2024年9月19日号