「紀州のドン・ファン」の自叙伝のある艶福家が、謎の覚醒剤中毒死を遂げた。発生から6年余り経った事件の裁判員裁判が9月12日から和歌山地裁で始まっている。和歌山県田辺市の会社経営者・野崎幸助氏(享年77)を殺害したとして罪に問われているのが、当時22歳だった新婚妻の須藤早貴被告(28)である。

 事件が起きたのは2018年5月24日夜。野崎氏は田辺市の自宅2階の寝室で、全裸のまま事切れていた。司法担当記者の話。

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source : 週刊文春 2024年9月26日号