11月に行われる米大統領選の候補者テレビ討論会が9月10日夜に行われた。民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領の直接対決は初めて。米CNNテレビによれば、視聴した有権者のうち、ハリス氏勝利が63%、トランプ氏勝利が37%だった。

 米州住友商事会社ワシントン事務所の渡辺亮司調査部長は、討論会の冒頭でハリス氏に流れが傾いたと指摘する。トランプ氏は自らのマイクの前で立ち止まったが、ハリス氏が歩み寄り握手を求めた。渡辺氏は「ビジュアルを気にするトランプ氏は握手しないと決めていたようですが、不意を突かれてペースが乱れた」と“奇襲”の意味を語る。

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source : 週刊文春 2024年9月26日号