「本部はフランチャイズ(以下、FC)店舗を金稼ぎの道具と見ているとしか思えません。年末に行われるキャンペーンに参加しない店舗は、事実上の営業停止に追い込まれてしまうのです」
そう嘆くのはハウスクリーニング業界の大手「おそうじ本舗」のFCに加盟し、首都圏で店舗を構えるオーナーのAさんだ。
おそうじ本舗を運営するHITOWAライフパートナー株式会社について、経済部記者が解説する。
「HITOWAグループは、生活支援サービスを始め、福祉や介護、保育など社会や人々の暮らしをサポートする事業を展開していることが特徴。右肩上がりで成長を続けており、23年度のグループ連結売上高は640億円になります」
同社が1998年12月にハウスクリーニング部門として立ち上げ、売り上げの中核を担っているのがおそうじ本舗だ。2000年にFCの募集を開始。その後、店舗数は全国で増え続け、23年9月30日時点で1765店舗を構えるまでに成長。同社の公式HPでは、ハウスクリーニング業界で、店舗数NO.1を謳っている。
絶好調といえるおそうじ本舗で今、何が起きているのか。冒頭のAさんが語る。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル