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亀山 敬司
2017/02/06

顔出しNG、仕事で損をしませんか?

DMM亀山会長に聞いてみた。

Q 顔出しNG、仕事で損をしませんか? 

 私は、フリーランスのカメラマンです。フリーで仕事をしていくうえで、名前や顔を売ったり、有名になるのは必要なことかなと思い、SNSで情報を発信したり、雑誌やネットの取材も、なるべく受けるようにしているのですが、ほんとうは顔を出すのは好きではありません。別に可愛いわけでもないですし…。亀山さんは、顔出しNGでお仕事をされていらっしゃいますが、それで損をしたと感じることはないですか。(30代・女)

A 神様に「キムタクにしてやる」と言われても顔出しはイヤだよ。

 俺も人前に出るのは苦手で、50歳までは取材やインタビューの依頼は全部断ってきたんだよ。顔が売れてナンボの芸能人ならともかく、会社の経営者が顔を売る必要はないと思ってたし、実際それで問題もなかったしね。だからカメラマンも良い作品が撮れれば、無理に出なくてもいいんじゃないかな。

 俺の場合は、会社が目立ってくるにしたがって「エロで稼いでるからヤクザに違いない」とか「石川県出身だから森元総理と癒着があるはず」とか、いろんな憶測の記事が書かれるようになってきてね。

 何も反論しないで、社員が世間様から後ろ指さされるのも可哀想なんで、顔出しNGを条件にインタビューを受け始めたんだ。イメージアップというより、マイナスイメージをゼロにするためだね。「森さんとは一度も会ったことありませ〜ん!」「普通の人です〜!」って(笑)。

 じゃあ、有名になって損か得かと聞かれると、仕事においては得かな。新しい出会いが増えたり、取引先が増えたり、新卒希望者が増えたりしてね。でも、顔出しはやっぱりNGだね。

 俺はたまに有名人と食事をすることがあるけど、顔が売れている人は大変よ。所構わずファンに写真や握手を頼まれる。だから会うのはだいたい個室だね。一度ビヤガーデンで飲んだ時なんかは、「オジさん、シャッターお願いしまーす」って感じで、俺はずっとカメラマン役。

 こんな有名人の不自由を見てると、どんなにモテても顔は売りたくないよね。神様に「キムタクにしてやる」と言われても嫌だね。俺にとってはチヤホヤされるより、知らない人に指をさされないで街を歩ける「平穏な日常」が大切かな。

 どちらにしても自分の顔出しは、仕事の得と個人の損を考えて、初めから線引きを明確にしておいた方がいいよ。途中で変更がききにくいからね。俺の場合はとりあえず「頭隠して尻隠さず」という中途半端な露出を選んだんだけど、不倫したら文春に顔が出るのかな、こわっ!(笑)

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