桜井ユキが高橋一生と濃密なラブシーン「高橋さんがしっかりと受け止めてくださった」

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「最初に台本を読んだとき終始鳥肌がたって、この役を他の人にやられるのは絶対に厭だって思ったんです。過去・現在・未来が同じ空間で同時に存在するという宇宙論“スポットライト理論”がストーリーに組み込まれつつ、そこにひとりの女性の人生がリンクしていくのが、本当に面白いと思いました」

　園子温や三池崇史ら鬼才監督の作品で実績を積んできた桜井ユキさんの初主演映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ』が絶賛公開中だ。現実と妄想の境がゆらぐ29歳の売れない女優が、元恋人との甘美な思い出によって救われていく痛切なラブストーリー。元恋人役の高橋一生さんとの共演が話題を呼んでいる。

「高橋さんとは2日間だけの撮影でしたが、とても幸せな時間でした。最初の撮影が、ふたりが初めて出会うシーンだったんですが、何の不安もなく、本当にフラットにはじまって、役としての距離感が縮まっていきましたね。待機中は『どこのラーメン屋が美味しい』とまったく関係ない話をしてたくらい、リラックスしていました」

　体当たりで挑んだラブシーンは濃密で美しい。

「別に覚悟を決めて脱いだわけじゃないんです（笑）。恋愛にしたって人間の生活にしたってそこは外せないものだから。高橋さんがしっかりと受け止めてくださったこともあって、撮影中まわりの目は少しも気になりませんでした」