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「転んでも何度だって立ち上がる」オリックス・平野佳寿投手から学ぶ、落ち込んだ時に大事なこと

文春野球コラム ペナントレース2022

2022/05/08
note

「切り替えられる人っているのかな?」

平野投手「打たれたら、めちゃくちゃヘコみますよ。顔に出ないだけかもしれませんね」

私「じゃあ、落ち込んだときはどうやって切り替えるのですか?」

平野投手「切り替えて淡々とできるのが一番良いですけど、そこまで簡単に切り替えられるものじゃないですよ。逆に切り替えられる人っているのかな? 僕の中では切り替えというより我慢が大事だと思うんです」

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私「( 百戦錬磨の平野さんでも落ち込むんだ……)」

平野投手「打たれて落ち込んでも、また次の日に試合がやってくる。気持ちが切り替えられなくても、それでも投げなくてはいけない。抑えなくてはいけない。転んでも何度だって立ち上がる。その繰り返しが大事なんです」

自分の弱さを認めることが強さにつながる

 話を聞いて、なんだか肩の荷が下りた自分が居ました。無理に切り替えようとしなくてもいいのかもしれない。

 自分の感情を素直に受け入れつつ、また立ち上がる。自分の弱さを認めることはある意味、強さに繋がるのかもしれない。

 毎日楽しいことばかりだと良いのですが、実際にはうまくいかないものです。気を付けていたはずのことを失敗してしまったり、バイト先で嫌なお客さんに当たってしまったり、会社で取り返しのつかないミスをしてしまったり……。

 それでも、投げやりにならないこと。

 辛くても真正面からまた立ち向かっていくこと。

 そして、くよくよしてしまうのは、あなただけではないということ。

 このコラムが、誰かの毎日を少しでも穏やかに楽しく過ごせるヒントになってくれれば。

◆ ◆ ◆

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