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関本剛さんの「お別れの挨拶」動画:
ただ1つ後悔というか、気がかりなことがあるとすれば、残していく家族のことでございます。特に妻や子どもたちのことが気がかりでございます。皆さまにおかれましては、これまでと同様にお遊びであったり、何かの会合に、ぜひ妻や子どもをお誘いいただければ幸いでございます。ぜひともお力添えのほど、よろしくお願いいたします

それでも、最後まで湿っぽくなることはなく、こう語りかけました。

 

関本剛さんの「お別れの挨拶」動画:
おそらくこれから私はあの世に行きまして、先に逝かれた先輩たちと、おそらく宴会三昧の日々だと思うんですけども。後から来られる皆さまのために、皆さまが来られたときに気分よくこちらの世界に来ていただけますように、天国であっても地獄であっても、いいお店・いいお酒を手配してお待ちしております。ぜひアテンドさせていただきますし、もちろんそのような日が少しでも遅くなりますことをお祈りしつつ、私のお別れの挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。また、会いましょうね

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自身が余命宣告受けても… “緩和ケア医”として患者に寄り添い続ける

生前、関本さんは執筆した著書に、2019年10月、末期の肺がんと脳転移が見つかった時の心境をこう綴っています。

 

「がんになった緩和ケア医が語る『残り2年』の生き方、考え方」(宝島社)より:
人生の折り返し地点と思っていた矢先の重い宣告に、私は打ちひしがれ、妻とともに涙した。

がん患者として、がん患者を支える医師として過ごした、関本さんの、“最期の2年半”。
めざまし8は、その2年半を傍らで見守り続けた関本さんの母・雅子さんに話を伺いました。

 

関本剛さんの母・雅子さん:
病気が分かった時点で、余命2年って言われていたので、じゃああと2年で自分は何をしたいかを真剣に考えていましたね。
まずは家族のために2年間生きたいということと、好きなことをしっかりやりたい。好きなことの中に仕事も入っていたんです