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特集
神童は大人になってどうなったのか? 名門校の神童たちは「すごい人」?「ただの人」?

小林 哲夫
2018/01/22

社会正義を追い求める「武蔵」の神童は、大人になってどうなったのか?

西室泰三、盛田昌夫、ノーベル平和賞、東大総長2代、芥川賞・直木賞作家

「愚直なまでに社会正義を追い求めているなあ」。『神童は大人になってどうなったのか』(太田出版)で武蔵神童に邂逅すると、そう思わずにはいられなかった。

社会正義を追い求める「武蔵神童」

 2017年度ノーベル平和賞に、NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が受賞した。ICAN国際運営委員の川崎哲(1987年卒)は、東京大法学部出身。障害者介助、平和活動、外国人労働者やホームレスの人権活動に従事してきた。ピースボートのスタッフとしても活動を続ける。

 最近、川崎はツイッターでこう発信した。

「日本のテレビは大相撲のスキャンダルの詳報にどれだけ時間をかければ気が済むのかな。この時間とエネルギーの一部でいいから、『被爆国日本が核兵器禁止条約にそっぽを向いている』スキャンダルの追及に向けてくれよ」(2017年12月20日) 

湯浅誠氏 ©文藝春秋

 法政大教授の湯浅誠(1988年卒)は、反貧困ネットワーク事務局長、2008年の年越し派遣村村長、そして民主党政権時代の内閣府参与という肩書きのほうが知られている。東京大法学部、同大学院法学政治学研究科を経て、社会活動家となった。その源泉は生い立ちと深く関わっているようだ。

「私の兄には幼いころから障がいがあり、家にはボランティアの方々がいつも出入りしていて、私とも遊んでくれました。家族でも友人でもないけれど、頼りになる心強い存在。それを身近に感じられる環境だったのは、今考えると幸運でした。何の抵抗も感じずに、ホームレスの方に会いに行って、自然と支援活動に携わり、深く考えずに楽しんで続けてこられましたから」(法政大広報誌「法政」2015年度3月号)。

「既存のメディアの在り方に違和感を覚えている方」を募集します

 日刊ゲンダイは社会正義を訴えるために、「仲間」を集めている。

「一緒に『日刊ゲンダイ』を作る仲間を募集します。既存のメディアの在り方に違和感を覚えている方。既存のメディアの伝える内容や伝え方、価値観に疑問を抱いている方。既存のメディアの過度な行儀良さや軋轢を恐れる配慮を息苦しいと感じる方。世の中を徹底的に面白がりたい方。新聞の枠をはみ出した『毎日出る雑誌』をともに作りませんか?」(「日刊ゲンダイ」デジタル 採用情報

  社長は寺田俊治(1978年卒)。早稲田大出身。