昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

“超個性派俳優”加藤諒が語る「なぜ、こんなにブレイクできたのか?」

テレビっ子・加藤諒さんインタビュー #3

オネエキャラを持ち味に、ドラマ、バラエティで圧倒的な存在感を発揮する俳優・加藤諒さん。子役時代、仕事ない時代を経ての“ブレイク”はなぜ起きたのか? てれびのスキマさんがじっくり聞きました。(全3回、#1#2よりつづく)

加藤諒さん

『今夜くらべてみました』で急に仕事がきはじめた

―― 加藤さんは2015年に『アウト×デラックス』に出て、大きな話題になりました。“ブレイク”のきっかけはここにあるのかなと思いますが、この出演はどういう経緯だったんですか? 

加藤 『アウト×デラックス』は当時、亀高(美智子)さんがプロデューサーをやられていたんです。その亀高さんが企画した『ワオ』というコント番組を、GENERATIONSの(白濱)亜嵐くんと(関口)メンディーくんと一緒にやらせていただいてたんですけど、その時から僕は『アウト×デラックス』がすごい好きだったんです。それで、『ワオ』は『アウト×デラックス』チームで作っているというのを知って、「超好きで」という話をしたら、「出そうだよね」みたいにずっと言われてたんですね。でも、やっぱり役者さんだからっていう感じで、ちょっと呼びづらかったっていうのはたぶんあったと思うんです。そんな中、僕が『今夜くらべてみました』に出て、キャラが話題になったんですよね。あれから急に仕事が来るようになった。それで「あ、出すなら今だ」って『アウト』側が思ったのか分からないですけど、それで呼んでくださって。

―― 念願の『アウト』。

加藤 はい。しかも自分が大好きなアウト集団の皆さんがいたので、もうヤバかったですね。超緊張してました。

―― アウト軍団で一番好きな方は誰なんですか?

加藤 ひふみん(加藤一二三)です! あと山下(恵司)くんとか柿沼(しのぶ)さんも好きです。レギュラー番組になる前の、深夜のスペシャル番組時代からずっと見てたんですよ!

子役時代、小池栄子さんに放置プレイされた

―― 『アウト』出演を経て、2016年には朝ドラ(『とと姉ちゃん』)、大河ドラマ(『真田丸』)両方に出演されました。

加藤 そうなんですよ。あの年、すごかったですねえ。大河はめっちゃ緊張しました。初めての大河だったので、所作とか言葉遣いとか、ガクブルでしたね。しかも大泉洋さんとか目の前にいらしたりとかして、「うわ~、超緊張する」みたいな。しかも僕の出番はリハーサルが台風で飛んじゃって、ぶっつけ本番。余計緊張ですよ。

 

―― 朝ドラは出てみてどうでした?

加藤 すごくい素敵な現場だなって思いました。セットとかも作り込まれてて、お芝居に関しても妥協がない。「ここはトラが獲物を狙うようにグルグル回ってほしい」とか、そういう指示があったりして、すごい面白かったです。

―― 子役時代も『こころ』に出られてますよね。

加藤 その時もめっちゃ緊張してましたね。今思うとガクブルするようなキャスティングの中に入れていただけたなって。小池栄子さんに可愛がられました(笑)。「ダンス得意なんでしょ。じゃあ踊って」みたいな。「そこで踊ってて」って、僕、小池さんがメイクしてる間ずっと踊ってなきゃならないんです(笑)。で、「じゃあ、私、取材受けなきゃならないから。帰ってくるまでずっと踊っててよ!」って。

―― 放置プレイ(笑)。 

加藤 「絶対だからね」って(笑)。