駅の中に位置する、床面積の半分が玄関…「本当に人が住めるの!?」日本各地に点在する“クセがスゴい”不動産を探索してみた

駅と同じ屋根の下にエントランスが

　渋谷、下北沢、吉祥寺といった若者に人気の街を1本でつなぐ京王井の頭線。その路線の池ノ上駅には、大きな注目を集める物件が存在しています。

　なんと駅の改札を出て20秒でエントランスが見える、駅直結型のマンションがあるのです。徒歩数分を売りにした物件はよく見かけますが、20秒はスゴすぎます。いったい、どんな物件なのでしょうか？

　池ノ上駅に到着後、改札から出て駅構内を歩いてみると、本当にわずか20秒でマンションのエントランスの前に着きました。駅とマンションがつながっていて、エントランスでオートロックを解除して中に入れば、もうマンションの共用廊下です。

　訪問する部屋の玄関までは5秒だったので、改札から25秒で部屋に到着しました。

　入室すると、すぐに明るいダイニングフロアが目の前に。

　玄関横の扉を開けると、8段のシューズラックです。単身者用のマンションでこの大きさは激レアです。棚板の高さを調節すれば、物置としても使えるのがうれしいところですね。

　ちなみに、この物件は建物の3階から入って2階に降りる珍しいメゾネットタイプ。3階部分に吹き抜け窓があるため、部屋全体がとにかく明るいです。

　窓を開けると、このマンションより高い建物が一切ないのも明るさの理由でしょう。

　部屋のデザインはコンクリートの壁とオークフローリングがうまく溶け合っていて、素敵な空間をつくり出しています。リビングの隅にあるキッチンスペースは広々。タワマン並みと言ってよいでしょう。

　階段を降りると約10畳のベッドルームがあり、こちらはリビングよりも広々としています。

　階段を降りた先のスライドドアを開けると、しっかりとスペースが確保されたトイレがあります。

　浴室もゆったりとしたスペースで、シンプルながら落ち着けます。その隣の洗面台と洗濯機置き場のスペースの上部の壁にはすりガラスが埋め込まれていて、外から日光が入る造りです。

　この物件は採光にしっかりと気を使っていることが、よくわかります。

　メゾネットタイプの部屋は構造上、部屋の中の階段がスペースを奪ってしまうものですが、この物件では階段下がほぼ収納スペースになっているので、荷物をすべてここに入れることができれば、非常にスッキリとした部屋になりそうです。

　駅直結というだけでも驚かされますが、物件自体の広さと明るさも信じられないレベル。しかも、駅に近いのに、窓を閉め切りさえすれば電車の騒音が一切しない点も、この物件のおすすめポイントです。