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飲み代は月に100万、「もうこの人とはやっていけない」と離婚を考えたことも…妻・上島光が振り返る、上島竜兵と過ごした“28年の夫婦生活”

上島光さんインタビュー#1

2023/10/29

genre : エンタメ, 芸能

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結婚するまでは怖がりな自分を隠していたのかも

――書籍では、光さんにしか見せない竜兵さんの一面がたくさん綴られていました。

上島 竜ちゃんは、とにかく怖がりで頼りない(笑)。例えば地震が来ると、「うわーんヒーチャン(光さんの愛称)揺れてるよー」と言って、泣き真似をするんですよ。他にも、虫がだめで家の中で見つけると、「ヒーチャンなんとかしてー!」って叫んだり。でも、結婚する前はそんなことなかったんですよ。私の方が虫が苦手で、竜ちゃんを頼っていたこともありました。

 竜ちゃんはああ見えてすごく奥手で、私の前にお付き合いした人もほとんどいなかった。それで、「ヒーチャンを逃したら、誰とも結婚できない」と思っていたらしいんです。結婚するまでは、頑張って怖がりな自分を隠していたのかもしれないですね。

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©山元茂樹/文藝春秋

 そういえば付き合っていたとき、私が住んでいたアパートにゴキブリが出たんです。それまでは食器棚がなくて、キッチンの流し台の下に食器を収納していました。そこにゴキブリがでちゃったから、ショックで落ち込んでしまって……。そんな私の様子を見て、竜ちゃんが食器棚をプレゼントしてくれたんですよ。すごく嬉しくて、その食器棚は今でも私の宝物として自宅に置いています。

「ヒーチャンどこですか」と同じ家の中で探しに来る

――同じ家の中にいても、光さんの姿が見えないと探しに来るかわいらしい一面もあったそうですね。

上島 そうそう。私が掃除や洗濯で別の部屋にいると、「ヒーチャンどこですか」と探しに来るんです。「ここですよ、何か用ですか?」と聞くと、「別に」と嬉しそうな顔をして自分の部屋に戻っていく。何度か竜ちゃんに黙って買い物に行ったことがあるんですけど、帰宅してから「私のこと探した?」と聞いたら「探したよ~」と少し照れくさそうに言う。

©山元茂樹/文藝春秋

 あとは、あんなに特徴的な外見をしているのに、「マスクと帽子さえかぶればバレない」と思っているんです。「ちゃんとバレないようにして外出したのに、『テレビ見ています』って声かけられた! なんで俺だってわかったんだろう!?」って本気で困惑していたこともあります。いや、むしろ帽子被っている方が竜ちゃんだってわかるでしょって思いましたね(笑)。そんな、キュートな人なんです。

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