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彼女こそ、対人類の最終兵器だった…超進化型AIの少女と青年の絆を描く 「ザ・クリエイター/創造者」を採点!

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〈あらすじ〉

 核爆発によるロサンゼルス崩壊後、人類とAIは10年以上にわたって激しい戦争状態にあった。元特殊部隊員のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、5年前に潜入先で最愛の妻マヤ(ジェンマ・チャン)を失い、今も悲嘆に暮れている。

 そんな中、軍から、人類を滅ぼす兵器を生み出した「クリエイター」の暗殺命令と、マヤの生存情報がもたらされる。再会を信じて敵のアジトに向かった彼が出会ったのが、少女アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)。彼女こそ、対人類の最終兵器だった。

〈解説〉

 愛する人を失った青年と、超進化型AIの少女との絆を描く近未来SFアクション。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワーズによる監督・脚本作。133分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆未来のAIと人間――というだけで興味が湧かず、申し訳ない。進化した乗り物や兵器などのデザインに注目するばかり。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆サービス精神が旺盛でわかりやすい娯楽映画だが、大雑把な処理が足を引っ張る。AIより危険な「戦争屋」の造型も不十分。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆AIに支配される恐怖を描くのではなく、付喪神をAIにも重ねる物語。満身創痍の主人公が父親へと成長する家族愛に涙。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆力作と呼べるが、大仰な凡作とも言える。ステレオタイプなアジア描写を始め、既視感の強いイメージが全編に目立った。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆脚本が散漫すぎて何を言いたいのか不可解。ビジュアルに既視感。ジョン・D・ワシントンの魅力が生かしきれてない。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©2023 20th Century Studios

INFORMATION

ザ・クリエイター/創造者(米)
10月20日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/thecreator

彼女こそ、対人類の最終兵器だった…超進化型AIの少女と青年の絆を描く 「ザ・クリエイター/創造者」を採点!

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