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「わずか7年で家賃は2.5倍」「近隣住民が警察に連れていかれる」ことも…あまりにスリリングな「アメリカの住宅事情」

『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』より #2

2023/11/11
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 夏は連日気温45℃が続くラスベガスの場合、駐車場に屋根がないのはキツイのですが、私、家賃予算は月1000ドル(約14万5000円)以内と考えておりますので仕方がありません。

 ロサンゼルスで暮らしていたキャンピングカーは集合住宅でもなく、一軒家でもなく不思議な立ち位置ですが、基本的に私は米国で一軒家に住んだ経験はなく、賃貸の集合住宅暮らしです。

 そして、治安面に不安のないエリアに住んだ経験もありませんが、同じアパートの住人が逮捕されているのは何度も見ています。

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近隣住民がポリスに連行されることも…

 現在ラスベガスで住んでいるアパートでは、ついこの間、昼間に容姿30歳前後の女性が手錠をされ、ポリスに連れて行かれていました。

 容疑はわかりませんが、容姿が不健康にやせ細り荒んでいたのでドラッグか何かではないかと勝手に思っております。

 ニューヨークのハーレムのアパートに住んでいたときは、とある早朝、階下から突然男たちの野太い怒号と破壊音が聞こえてきたことがありました。

 そのとき私は怖くて家の中に閉じこもっておりましたが、怒号が落ち着いた数時間後に様子を窺いに階段を降りてみると、入口のドアが破壊され、何かがあっただろう部屋の中がぐちゃぐちゃに荒れていました。

 後日聞いたところによると、ポリスが強行突入して住んでいた年配の男性を連れて行ったそうです。容疑は詳しくわかりませんでしたが、その男が戻ってくることは二度とありませんでした。

 私は男なので治安面に関して鈍感でいられて、安いアパートに住んでいられるのかもしれません。もし米国へ留学や移住をお考えの方がいらっしゃいましたら、ご自身に合った住居をしっかりとリサーチしたうえで熟考いただければと存じます。

「わずか7年で家賃は2.5倍」「近隣住民が警察に連れていかれる」ことも…あまりにスリリングな「アメリカの住宅事情」

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