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おなかに「豚女」と書かれ「当時のテレビ業界では普通の感覚だった」元グラビアアイドル・愛川ゆず季が語る“芸能界でつらかったこと”

愛川ゆず季さんインタビュー #1

2024/03/17

genre : エンタメ, 芸能

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 2000年代、あどけない顔立ちと100センチのバストで人気グラビアアイドルとして活躍した“ゆずぽん”こと愛川ゆず季さん。2022年にはフィットネス大会「ベストボディ・ジャパン」で優勝するなど現在はその筋肉美にも注目が集まっている。

 そんな彼女がデビューのきっかけから、DVD撮影時の“セクハラ”、芸能界引退をかけたテレビ番組企画の意外な舞台裏まで明かしてくれた。(全3回の1回目/続きを読む

愛川ゆず季さん ©杉山秀樹/文藝春秋

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「中学生までは“まな板”でした」

――愛川さんは実家が愛媛で食品メーカーを経営されているので、お嬢様とよくメディアには書かれています。

愛川 それがキャラみたいなところもあったので。自分でも子供の頃はお嬢様なのかなと思ってましたが、大人になって普通の家だと気づきました。残念ながら。

 ただ親が教育に一生懸命で、1週間全て習い事をしていて、お友達と遊んだ記憶がないくらい。習い事の中で5歳から続けていたバレエが一番好きで、バレリーナになるのが夢でした。

――後に100センチバストで人気となる愛川さんですが、中学までは胸は大きくなかったそうですね。

愛川 中学生まではバレエのために細くなるためダイエットをしていたので、胸は“まな板”でした。ダイエットのせいか生理もきてなかったんです。

 でも中学でロシアに留学して、向こうの公演に出させてもらったんですが、海外のバレリーナと体のバランスが全く違うことなどにショックを受けて。私はプリマにはなれないんだとその時にバレリーナの夢は諦めました。ダイエットをやめて食べ始めると、中3の終わり頃に生理が来て、そうしたら胸も大きくなっていったんです。

いきなり「おっぱい何カップ?」と言われて

――その後、専門学校に通うため上京し、事務所にスカウトされます。そもそも芸能に興味はあったんですか。

©杉山秀樹/文藝春秋

愛川 テレビに出たい、有名人になりたいという欲がありました。スカウトされるために竹下通りを歩いていて、実際にスカウトもされてました。ただアダルト系が多かったですね。

 事務所にスカウトされたのは109でした。怪しい人にいきなり「おっぱい何カップ?」と言われて。当時のグラビアはイエローキャブさんがトップだったので、巨乳のアイドルを探していた感じだと思います。最初に声をかけられたのは3階だったんですが、地下まで追いかけてきて。名刺を渡されたら所属タレントのところに若槻千夏ちゃんの名前があって。ここなら大丈夫かなと思って入りました。

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