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4年で1000万円貯金した“節約女子”(31)が教える「コンビニで買い物をしてはいけない」理由

『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』より #1

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 まず、買い物に行くのは週に1回、土曜日のみと決めました。わたしの場合は、近くのスーパーが車で行く距離にあるということもあり、車で出かけて1週間分の食材をまとめて買い込みます。平日の仕事帰りは心身ともに疲れていて、お腹も空いています。仕事で嫌なことがあれば、ストレスも溜まっているでしょう。

 そんなコンディションが悪い状態でスーパーに行けば、ついついお菓子やスイーツ、楽チンなお惣菜を買ってしまって当然です。

 だから、金曜の夜にグッスリ睡眠をとって、心身のコンディションがいい、休みの日の土曜日に買い物に行くという作戦にしました。

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どのように自分のなかでの「優先順位」の考えればいいのか

 そして実際の買い物では、事前に「買い物メモ」を作成し、メモに書いた商品だけをカゴに入れていきます。買い物メモの内容がすべて揃ったら、お惣菜売場やお菓子コーナーなど、誘惑の多い場所を通らないコースでレジに直行。YouTubeや本書では、さんざん節約マインドを語っていますが、わたしはもともと意志薄弱なタイプ。目にしたら買ってしまうので、「とにかく見ない」ことにしたのです。

「優先順位」や「自分軸」の話をしてきましたが、ここでも大切なのは、スーパーに行く、食材を買うという行為を自分のなかでどう位置づけるかです。

 わたしのやり方は節約を最優先に考えたものですが、「買い物を楽しむこと」や、「少し割高になっても、調理時間を短縮して別のことに時間を使いたい」という部分の優先順位が高いのであれば、売り場をくまなく見て回ったり、時短アイテムを活用したりするのもいいでしょう。

 ここでも、自分のなかでの「優先順位」の考え方が、大切になってくるのです。

 

「なんとなくコンビニ」から卒業する

 次にご紹介する節約法は、「コンビニに行かない」ことです。

 もともとあまりコンビニには行かないという人や、必要なものしか買わないという人には関係ないと思いますが、わたしはコンビニが大好きで、ほぼ毎日、出勤前や帰り道に特に用もないのに立ち寄り、お菓子や飲み物を買っているタイプでした。