借金450万円、貯金40万円の状態から節約に取り組み、わずか4年で資産1000万円を達成した、節約オタクふゆこさん(31)。現在は節約・投資系YouTuberとして活動し、自身のYouTubeチャンネルは登録者数50万人を突破している(2024年3月時点)。
ここでは、そんなふゆこさんが昨年12月に上梓した著書『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』(アスコム)より一部を抜粋。ふゆこさん流の浪費癖を改善する方法を紹介する。(全2回の2回目/1回目から続く)
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無駄遣いの見える化「浪費日記」をつける
なにかを頑張った日は、ちょっと特別なお菓子が食べたくなることもありますし、気分転換のために、月1というルール外のところで外食をしたくなることもあります。
すべての欲望を抑え込んでしまうと、逆にストレスが溜まって、節約生活の妨げになってしまうかもしれません。とっておきの日にお金を使うことは、日々の生活に彩りを与えるためにも、そして節約生活を長く続けていくためにも必要なものだと考えます。
予定外の出費をするときに大切なのは、「浪費を自覚すること」です。自覚がないと、「今日だけ」だったはずの出費が明日も明後日も続いてしまい、気づいたら浪費メンタルに逆戻りをしてしまうからです。
浪費を自覚するためにおすすめなのは、カレンダーに浪費を記録する「浪費日記」をつけること。
「毎日必ず見るカレンダーに記録する」のがポイント
日記といっても細かいものではなく、スマートフォンのカレンダーアプリ、あるいは使っている手帳やカレンダーなどに、買い物をした日付に品名と金額を記録するだけでOKです。
「毎日必ず見るカレンダーに記録する」のがポイントです。
1カ月に必要な食費を決めたら、それ以外の食に関する出費は、すべて浪費です。食費以外では、洋服、アクセサリー、雑貨など「買わなくても生活ができるもの」も浪費にあたるので、忘れずにメモします。
お伝えしてきた「自分軸と優先順位」の観点は人によって違うので、なににお金をかけるのかによって、浪費の捉え方は変わってくるところもあると思いますが、ここでは一番わかりやすい分け方でお話をします。