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鼻をつく悪臭…“ゴミ屋敷”住人を直撃 ゴミ置く理由は「迷惑駐車対策」と主張 近隣住民は困惑 香川・高松市

source : 提携メディア

genre : ニュース, 社会

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強いニオイを放つ、大量のゴミ。この“ゴミ屋敷”の住人を直撃すると、意外な答えが返ってきた。

悪臭漂う“ゴミ屋敷”に近隣住民からは困惑の声

イット!取材班が14日向かったのは、香川・高松市の住宅街。家の前にゴミがたくさん捨ててあり、ひどい匂いがする。

 

近隣住民は「ゴミ屋敷かな」「家のゴミというより、拾ってきたゴミ」と話し、“ゴミ屋敷”と呼ぶ住宅。

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敷地内には、炊飯器にオーブントースター、乾電池などが散乱し、自転車も5台以上ある。

 

さらにキャベツや、芽が出たたまねぎ、卵などもあり、辺りには鼻をつく悪臭が漂っていた。

 

4月から5月にかけて、イット!では2回、近隣住民を悩ませる“ゴミ屋敷”を取材。その放送後、“ここにもゴミ屋敷がある”と情報が寄せられたのが今回の住宅だ。

 

この“ゴミ屋敷”、隣の家の敷地にまでゴミがあふれ、さらに屋根の雨よけが壊れ、下に落ちている。

近隣住民はからは…

 

近隣住民:
ナイロン系のゴミや軽い物が飛んでくる。警察が来て、民生委員が片付けてもすぐに戻っちゃう。

 

他の近隣住民からも、「子どもの傘をとられて、名前シール貼ったままぶら下がっていた」といった困惑の声が聞かれた。

“ゴミ屋敷”の住人の素性とは? なぜゴミを置くのか?

イット!が14日朝、“ゴミ屋敷”の住人を直撃すると、新たにフタのない湯沸かし器を敷地内に置いた。話を聞くと、男性は妻と別居中で今は年金暮らし。

 

ゴミを置くようになった理由をこう説明した。

 

“ゴミ屋敷”の住人:
迷惑駐車やられて、ここに車止めたり、その辺に車止めたりな。

 

ゴミを置くのは「迷惑駐車対策」だと主張する。

 

だが以前には、近所の住民の間ではトラブルとなり、警察が来たこともあると話す。

――ゴミを片付ける?

 

“ゴミ屋敷”の住人:
お金もかかる。時間もかかる。片付けたら迷惑駐車がどんどん止められるから。

迷惑ゴミを撤去することはできないのだろうか。

 

高松市に聞くと、道路は市が管理できない「私道」のため、トラブルがあれば、警察に相談してほしいと回答した。

 

一方、警察は「行政と連携して対応していく」とコメントした。
(「イット!」5月14日放送より)

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