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2018/10/26

秋が旬の「鮭」も若返りフード

 ベストセラー『老けない人は何を食べているのか』(青春出版社)の著者で、日本抗加齢医学会指導士の森由香子氏は、抗酸化作用の強い食べものとして、秋が旬の「鮭」を一押しする。

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「鮭のピンク色のもとであるアスタキサンチンという天然色素に強力な抗酸化作用があります。その強さは、抗酸化の代名詞であるビタミンEの500~1000倍ともいわれる。DHAやEPAも豊富で、動脈硬化の予防にもなり、全身を若返らせてくれる食品といえます」

 牧田医師によると、アスタキサンチンは美肌効果も高く、化粧品などにも使われる成分なのだとか。

 似たような赤身の魚でもマグロやカツオには含まれていない。鮭の身やエビ、カニなど、熱すると鮮やかな赤色に変わるものに入っている。赤みの強いものほどアスタキサンチンがたくさん含まれている。

「毎日食べてほしい」納豆

 抗酸化物質には数多くの種類があり、それぞれ体内で働く場所が異なる。

 たとえばビタミンCは細胞膜の外側に、β―カロテンやビタミンEは細胞膜の内側に働きやすい。

「偏らずに複数の抗酸化物質を摂ることで、より効果的に抗酸化作用を発揮します」と森氏。

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 その森氏が「毎日食べてほしい」と言う、もう一つのおすすめが「納豆」だ。

「美肌や美髪作りを促すにはビタミンB6だけでなく、B1、B2、ナイアシン、葉酸といったビタミンB群をまとめてたくさん摂る必要があります。その点、ダントツの優れものなのが納豆。ビタミンB群だけでなく、毛細血管の血行を促すビタミンEも豊富で、肌のためには最高の食材といえるでしょう。

 納豆は、肝機能も活発にしてくれます。肝臓は、アルコールやニコチンなどの有害物質を無害にしたり、体に必要な栄養素を蓄える大切な臓器。肝臓の機能が落ちると、肌をきれいに保つためのビタミン類などが体内に十分行き渡らなくなる恐れがあり、肌トラブルを引き起こす原因にもなります」(森氏)

 牧田医師も納豆に限らず、豆腐や味噌、油揚げなど「大豆製品」には満点をつける。

「大豆は天然の植物性タンパク質で、ポリフェノールの1種、大豆イソフラボンを含みます。細胞や脳を若く保つレシチン、血液をサラサラにするサポニンなどの”若返り成分”も含みます」