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ロッテドラ1・藤原恭大の担当スカウトが見た、ドラフト直前の不思議な夢

文春野球コラム ウィンターリーグ2018

2018/11/29
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ドラフトが終わっても冷めやらぬ興奮

 ドラフト会議では3球団が競合をした。イーグルスとタイガースが抽選箱に手を入れる。最後に井口監督が引く。両手を合わせて「頼む」、「お願いします」と下敷領スカウトは念仏を唱えるように呟き続けた。その後の興奮は語るまでもない。帰りの電車。気づけば最寄り駅を乗り過ごしていた。過去に乗り過ごしたことは記憶にない。それほどドラフトが終わっても興奮が残っていた。

「打力、脚力、肩のすべてにおいてこれが藤原だというプレーを見せて欲しい。子供たちに憧れてもらえるような存在になって欲しいです。気が抜けたプレーは公式戦で一度も見た事がない。どんな状況であろうが自分が出来ることを瞬時に頭で考え、それをプレーで表現できる選手です」

ロッテからドラフト1位指名を受けた直後の記者会見中の藤原 ©文藝春秋

 近日、大阪市内で契約を行い、12月4日には入団会見を行い、ついにマリーンズのユニフォームに袖を通す。年明けには新人合同自主トレを開始。2月1日には石垣島でチームに本格合流し、いよいよプロの一歩を踏み出す。そこでどのように対応し、どのようなプレーを見せるか。下敷領スカウトは楽しみで仕方がない。夢はまだまだ広がる。

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梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)

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