文春オンライン

オンライン会議で映った頭髪に「こんなはずでは…」コロナ禍以降で顕在化した「薄毛」の実態とは《AGAは病院での治療を》

2023/04/21
note

30代も半ばを過ぎ、気力も体力も充実した働き盛りの頃、時を同じくして気になり始める身体の変化がある。“薄毛”だ。コロナ禍でオンライン会議やリモート商談の機会が増え、日々パソコンの画面に映し出される自分の姿にゲンナリする人もいるのではないだろうか。そもそも、なぜ中年になると薄毛になるのか…。加齢による薄毛とAGA(男性型脱毛症)は違うのか。業界随一の薄毛治療の診療実績を誇る銀座総合美容クリニック(銀クリ)に、そんな疑問に答えてもらった。

自分の薄毛事情が際立つオンライン会議

「画面いっぱいに自分の顔が映し出されるリモート会議で、つい髪の毛の様子が気になってしまう」――。あなたはそんな悩みを持っていないだろうか。

リアルの会議や商談では、相手の顔だけ見て話をすればよかったのに、オンライン会議が普及したおかげで、会議や商談中も鏡を見ながら話しているのと同様に、パソコン画面の中で話す“自分の姿”を見ざるを得ない。

©iStock.com
©iStock.com

「実はパソコンなどのカメラは解像度や室内の明るさの影響で細い毛を映しづらい特徴があり、薄毛がより強調されます。さらに、光の加減によっては頭皮が透けて見えてしまうこともあるため、画面の中の自分の髪の毛や髪型を見て“こんなはずではなかったのに”と感じてしまう人は多いはずです」と銀クリの担当者は指摘する。オンライン会議の普及により、薄毛の人は人目が気になる機会が増えていると言えるだろう。

またコロナ禍の影響で、学生時代の友人など若かりし頃の自分の姿を知っている知人と実際に会うのが数年ぶりということになれば、髪の毛の状態も変化。その期間が長いほど前回との見た目のギャップは激しくなる。

実際、働き盛り世代からはこんな証言も。
「父も祖父も薄毛。20代から漠然とした不安がありました。結婚をして子供もできて、あまりおしゃれに気を使わなくなった昨今、気がついたら『こんなに!』というほど地肌が見えている…。これまでも『やばいんだよね』と自虐ネタにしてきたけれど、既に他人から気を使われるレベル。もうネタにはできないと気づきました」(30代・会社員)

©iStock.com
©iStock.com

加齢による薄毛は毛母細胞の衰え

そもそも、誰でも多かれ少なかれ、加齢とともに髪は薄くなるものだ。これはどうしてなのだろうか。「端的に言えば、老化現象です」と銀クリ。髪の毛は生えてから抜けるまでに成長期、退行期、休止期というヘアサイクル(毛周期)を繰り返す。成長期には、髪の毛を作り出す毛母細胞が活発に活動し、太く長い毛髪を育てる。その後退行期になると毛母細胞は小さく退化して毛髪の伸びが低下。休止期になると毛母細胞は活動を止めて毛髪が抜け落ちてしまう。

「毛穴から出るそれぞれの毛髪は、この2~6年おきに生え変わるヘアサイクルを一定の回数営んだ後、細胞分裂を終えることがわかっています。一方、歳をとるにつれ、筋力が落ちるのと同様に毛母細胞自身の力も衰えるため、太い毛を作り出せなくなります。40代になると、同じようにセットしたはずなのに今までのようにヘアスタイルが決まらない、と感じる人は少なくないのではないでしょうか。これは1本1本の髪の毛が細く、ハリがなくなってしまうのが大きな原因です。髪の毛の本数自体に変化がなくても毛が細く“疎”な状態になるために頭髪が薄くなったように感じ、ハリがないために思うようなヘアスタイルにできなくなるわけです」と銀クリの担当者は説明する。

ただ、そもそも「歳をとると活動する毛母細胞自体の数は減っていく」(銀クリ)のであれば、中高年の方が「ちょっと髪のボリュームが減ってきたなぁ」と思う程度なら、そこまで心配する必要はないだろう。

画像提供:銀座総合美容クリニック
画像提供:銀座総合美容クリニック

一方、老化とは異なり、まだ若い男性が発症し、思い悩む薄毛もある。そのうち圧倒的に割合が高いのはAGA(男性型脱毛症)によるもの。日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」によると、日本人の成人男性の約3割がAGAだともいう。AGAとは主に成人男性に起こる進行性の薄毛や抜け毛のことで、いわゆる“若ハゲ”と呼ばれるものはほぼこれにあたる、発症には男性ホルモンの働きが関与している。早い人では思春期ごろから生え際や頭頂部の髪の毛などが薄くなっていくのが特徴だ。

「薄毛と言えば中高年の問題というイメージもありますが、AGA治療に来られる患者さんは20代から薄毛に悩んでいたという人が非常に多いです」(銀クリ)

加齢による薄毛とAGAの違い

さらに、加齢による薄毛とAGAには、大きな違いがあるという。

「老化の場合、徐々に髪の毛は細くなるものの、極端に抜け毛が増えるような事はありません。それに対しAGAでは、それまで2~6年おきに生え変わっていた髪が数週間~数ヶ月おきに生え変わるようになるため、まず抜け毛の量が増えます。さらに進行すると、十分に成長できなかった頭髪が細毛化・産毛化してしまいます。そのように細く小さくなった髪では、頭皮を隠せませんしボリュームも作れません」(同前)

このような症状をもたらすAGAの大きな原因は、ジヒドロテストステロンという髪にとっての悪玉男性ホルモンができてしまうことだ。この悪玉男性ホルモンは、男性なら誰もが持つ男性ホルモン(テストステロン)に、5αリダクターゼという酵素が働いて作られるのだが、その悪玉男性ホルモンが髪の毛を作り出している毛母細胞の受容体にくっつくと、脱毛因子が作られる。そして、その脱毛因子から発せられるシグナルが原因で、髪の毛が本来もっていたはずの寿命を満たす前に生え変わってしまうのだ。

「親や祖父が薄毛だと自分も…」になる科学的理由

ちなみに、酵素(5αリダクターゼ)活性は両親のいずれかがその遺伝子を持っていると引き継ぐ可能性があり、悪玉男性ホルモンのくっつきやすさは隔世遺伝するとされている。つまり、AGAは親や祖父世代から引き継がれやすいというわけだ。

「AGAの症状に遺伝の要素があるのは確かですが、AGAを『遺伝だから』と諦めてしまう必要はありません。現在のAGA治療は主に先述の悪玉男性ホルモンをブロックし薄毛の進行を抑える治療薬と、毛母細胞を刺激し発毛を促す治療薬の2つを用いて進めていくのですが、初診来院時に『遺伝で…』と仰っていた患者様も多くが治療の効果を実感されています。AGAは進行性の疾病ですので何もせず回復するという事はありません。AGAの治療は薄毛の症状が気になりだしたら、早い段階で治療を始めることでより効果への満足度も高くなります」(銀クリ)

©iStock.com
©iStock.com

銀クリでは初回のカウンセリングや診断を重視し、オーダーメイドの治療を計画してくれる。忙しいビジネスパーソンでも無理なく通院するプランを検討できそうだ。
「一度治療を開始し発毛が促されて治療効果に満足したら少し治療を休み、様子を見てまた再開するといったライフステージに合わせた治療を取り入れることも可能です」(同前)

多くの知見と臨床経験に基づく治療を

コロナ禍を経て、ワークスタイルの変化があったこの数年。リモート会議や久々の対面で、あらためて薄毛を気にし始めた人も多いのではないだろうか。

満足いくAGA治療を受けるには、「どこまで生やしたいか」「どうなりたいか」といった患者のニーズを理解し、それに寄り添ってくれる医院を選びたいところ。それには、多くの治療実績に基づく知見の蓄積が必要になる。銀クリはこれまでに約185万人に対するAGA治療を行なっており、さまざまな技術やノウハウを培ってきた。それは効果や副作用のケアだけでなく、患者それぞれの満足や治療の続けやすさにまでつながるものだ。そのノウハウの提供はAGAに悩む患者にとってこの上ないものといえる。

薄毛はいまや「病院で治せる」時代。力強い頭髪を取り戻すことで自信が持てれば、ビジネスシーンでの活躍にもつながるはずだ。

提供:銀座総合美容クリニック

INFORMATION

銀座総合美容クリニック

公式サイト:https://www.gincli.jp/
(東京院)東京都港区新橋1-9-5 KDX 新橋駅前ビル 4~5階
(大阪院)大阪市北区曽根崎新地1-4-20桜橋IMビル15階
※診療時間(完全予約制)
月・火・木・金・土 11:00~20:00
日・祝 11:00~19:00
休診日:水曜日

料金:初月1000円、2カ月目以降は、AGA治療内服薬2000円~1万9250円(※保険外の自由診療)
相談・予約は東京・大阪共通のフリーダイヤル(0120・972・335)か、公式サイトから