カバコフの名作「棚田」を眺めながら、棚田米、妻有ポークを味わう

 旅は松代へ移動して「まつだい雪国農耕文化村センター『農舞台』」へ。こちらも多数のアート作品を展示している。併設する「越後まつだい里山食堂」ではカバコフの名作「棚田」を眺めながら、棚田米、妻有ポークなどの地元食材や新鮮な野菜を使った郷土料理が味わえる。

コンセプトは「都市と農村の交換」

まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」(Map 5)

館内や周辺の里山に現代アートの作品が点在。水色一色のレストランがあり、窓ガラスの向こうのアートを眺めながら、越後妻有の野菜を使った料理が味わえる
Photo by Yanagi Ayumi
館内や周辺の里山に現代アートの作品が点在。水色一色のレストランがあり、窓ガラスの向こうのアートを眺めながら、越後妻有の野菜を使った料理が味わえる
Photo by Yanagi Ayumi

 松代の「奴奈川(ぬながわ)キャンパス」は閉校した奴奈川小学校を活用して農業や食などを実践的に学ぶ施設だ。コンセプトの「子ども五感体験美術館」は見るだけでなく、触って全身で体感する仕掛けが盛りだくさん。「世代を超えた協働」作品として親子連れにも人気がある。

五感で体験できる場をアーティストとともに創出

奴奈川キャンパス 子ども五感体験美術館(Map 4)

校舎の中や外に作品を設置。一般の人でも参加できる授業もある
鞍掛純一「はなしるべ」Photo by Nakamura Osamu
校舎の中や外に作品を設置。一般の人でも参加できる授業もある
鞍掛純一「はなしるべ」Photo by Nakamura Osamu

 宿泊は日本三大薬湯の一つといわれる松之山温泉がおすすめ。高濃度の塩化物泉の湯で、湯冷めしにくく肌にもいいといわれ、地元でも評判だ。温泉郷入り口のアートな巨大看板もお見逃しなく。

ひと汗流してアートめぐり

松之山温泉・ひなの宿 ちとせ

日本三大薬湯の源泉掛け流し。雪深いこの地ならではのおいしい米や山菜料理がいただける。
住所)新潟県十日町市松之山湯本49-1
☎︎025-596-2525 
温泉ランチは10:30~14:30(13:30L.O.)

新潟の物産などおみやげが一堂に

CoCoLo湯沢・がんぎどおり

越後湯沢駅構内改札を出てすぐ。「ぽんしゅ館」には新潟県内のお酒がずらり並び、試飲ができるコーナーもある。越後をまるごと味わおう!
☎︎025-784-4499

 芸術と自然を五感で楽しむ越後妻有の旅は、心身をリフレッシュする旅となりそうだ。

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024

【会期】2024年7月13日(土)~11月10日(日)全87日
※火曜・水曜定休 (一部作品施設は通常営業)
【開催時間】10:00~17:00 (10、11月は10:00~16:00)
※各作品によって公開日・公開時間が異なる場合があります
【開催地】越後妻有地域(新潟県十日町市、津南町)
【作品鑑賞パスポート】料金:一般4,500円、小中高2,000円
【有効期間】11月10日(日)まで
・パスポートの提示で300点を超える作品を各1回(一部作品は2回)鑑賞できます
・一部の作品、有料イベントはパスポートの提示で割引になります
・パスポートを購入せずに個別鑑賞券で作品を鑑賞することも可能です

【お問い合わせ】大地の芸術祭実行委員会事務局 ☎︎025-757-2637

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MAP

1 「Tunnel of Light」(清津峡渓谷トンネル) マ・ヤンソン/ MADアーキテクツ
2 「たくさんの失われた窓のために」内海昭子
3 「別の場所から来た物」ニキータ・カダン
4 奴奈川キャンパス 子ども五感体験美術館
5 まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」
6 鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館
7 越後妻有里山現代美術館 MonET

地酒王国・新潟が誇る、お酒を楽しむ列車の旅へ
お酒がコンセプトの列車「越乃Shu*Kura」では、厳選した新潟県内の銘酒の利き酒コーナーを車内に設置し、常時5種類の銘柄をご用意(有料)。旅行商品専用車両では新潟の「酒と食」のオリジナルメニューを味わえる。大きな車窓から流れる風景も魅力。
 

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※記載の内容は、2024年7月中旬現在のものです。 
※お出かけの際には、ホームページ等で最新の情報をご確認ください。
※写真および路線図はイメージです。