新潟・越後妻有の広大な自然を舞台に開催中の「大地の芸術祭」は今年で24年目を迎える。3年に一度の開催というこの機会に、秋の越後妻有に出かけよう!
作品が旅の道しるべ。越後妻有の食と文化を巡る
「大地の芸術祭」は日本の「地方創生のモデル」ともいわれ、アートと自然を楽しむ世界的な芸術祭。
コンセプトは「人間は自然に内包される」。その言葉通り、古民家や廃校は作品として蘇り、駅や山の中など自然と共生する作品が道しるべのように点在する。
里山の自然に触れる
「たくさんの失われた窓のために」内海昭子(Map 2)
発電所に設置された「遊び場」
「別の場所から来た物」ニキータ・カダン(Map 3)
廃校が舞台となった空間絵本美術館
鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館(Map 6)
十日町にある清津峡は国の名勝・天然記念物に指定されている景勝地で、「清津峡渓谷トンネル」はトンネル施設を2018年の作品としてリニューアル。最終地点のパノラマステーションでは、柱状の岩が重なった柱状節理の岩肌と山々の絶景が目の前に広がる。また、足元に浅く流れる水が水鏡となって映し出す、トンネルと自然が融合した幻想的な景観を見ることができる。
トンネル全体がアート作品に
「Tunnel of Light」(清津峡渓谷トンネル) マ・ヤンソン/ MADアーキテクツ(Map 1)
芸術祭の主要施設のひとつ、十日町の「越後妻有里山現代美術館MonET」ではオリジナル企画展『モネ船長と87日間の四角い冒険』が展開。あみだくじのように池に張り巡らされた水上歩道を自由に歩けるなど、子どもたちが五感全開で美術を体験できる。
越後妻有を代表する美術館
越後妻有里山現代美術館 MonET(Map 7)