〇企画趣旨

生成AI(Generative AI)は、近年大きな進展を遂げており、さまざまな分野での応用が急速に広がっています。いくつか例を挙げると、カスタマーサポート分野での文書生成やコンテンツ制作の自動化、広告分野でのイラストや動画の生成、他にも医療における診断サポート、法務面での効率的な契約書作成など、生成AIの活用はビジネスモデルやビジネスプロセスを変える大きな可能性を秘めています。こうした中、担い手不足、長時間労働規制の課題に直面する建設・不動産業界において、生成AI(Generative AI)の活用を活用した、効率性の向上や新しいビジネス機会の創出に寄与することへの期待が高まっています。

その主なものとして
(1)設計とプランニングの自動化 (2)建設プロセスの最適化 
(3)予測分析とリスク管理 (4)カスタマイズされた提案
(5)バーチャルツアーや3Dモデリング (6)自動契約書生成とドキュメント管理 (7)建物のメンテナンスと管理 (8)マーケティングと販売の最適化
(9)サステナビリティの促進 (10)新たなビジネスモデルの創出
など多くの可能性が挙げられます。

一方で、データの正確性や品質、デジタル人材の不足、法的な規制など課題も多く存在しており、業界固有のニーズやリスクを理解し、適切な技術とガバナンスを併せて導入することが重要です。また、AIの導入には段階的なアプローチを取り、適切なトレーニングやサポートを提供することが、成功の鍵となるのではないでしょうか。

本カンファレンスでは「建設・不動産」の生成AI活用の可能性と留意点に焦点を当て、最先端の技術動向、活用事例を検証し、新たな価値を創出していく道筋を皆様と考察できればと存じます。

≪開催概要≫

日  時 2024年1120日(水) 14:00~16:40
会  場 会場対面および、オンラインLIVE配信のハイブリッド開催
     会場参加:文藝春秋本社ホール(千代田区紀尾井町3-23)
     オンライン参加:Zoomウェビナー
参加対象 企業経営者、経営幹部、経営企画、デジタル推進、新規事業、
     設計・施工、情報システムなど各部門の部門長、ご担当者
定  員 会場参加 50名 / オンライン参加 500名
参加費用 無料(事前登録制)
主  催 文藝春秋
協  賛 アドビ株式会社

申し込み

〇特典
・来場特典 弊社オリジナルクオカード(1,000円分)をプレゼント
・申込特典 2週間のアーカイブ視聴をいただけます

〇CPDSについて
本カンファレンスは「会場受講者」様に限り、CPDSの付与が可能です。
形態コード 101-1 1ユニット 形態コード 101-2 2ユニットの計「3ユニット」

≪プログラム≫

〇基調講演(14:00~14:40)
「AI政策~イノベーションの促進とガバナンス~」

経済産業省
商務情報政策局 情報産業課 情報政策企画調整官
船越 亮氏

2001年特許庁入庁。特許庁審査官・審判官として、情報通信、半導体、医療機器等の審査・審判に従事するとともに、特許出願技術動向調査、特許情報プラットフォーム(現J-PlatPpat)の企画、スタートアップ・大学の知財戦略支援、特許審査の品質管理を担当。また、OECDエコノミスト、大阪大学大学院医学系研究科知財戦略室長(特任准教授)等を歴任。2024年4月より、AI政策を担当(現職)。


〇課題解決講演(14:40~15:20)
建築・不動産業界におけるアドビ生成AIの活用
~環境の変化に伴うアイディエーション促進や効率化に~

アドビ株式会社
Creative Cloud Specialist
加藤 修一氏

インターネットベンチャー企業でWebデザインやディレクションを経験した後、2013年5月にアドビ株式会社に入社。主にエンタープライズの企業様向けに「Adobe Creative Cloud」を用いた業務効率化・ワークフロー改善をご提案。Webやモバイルアプリ制作から2D・3Dグラフィックまで、幅広くアドビソリューションのご紹介を行っています。


〇休憩(15:20~15:30)


〇特別講演①(15:30~16:05)
「AIと共に挑む建設DX、そして事業DXが創る新たなカタチ」

鹿島建設株式会社
デジタル推進室長
真下 英邦氏

1997年に鹿島建設株式会社へ入社。建設業のデジタル化に長く携わった後、グループ会社の取締役にて企業経営に携わる。鹿島建設に戻ってからは、経営戦略部門にて中長期のグループ経営計画の立案を担当した後、2021年1月デジタル推進室の設立と共に現職に就き、現在に至る。


〇特別講演②(16:05~16:40)
「東急不動産ホールディングスにおけるDX推進、生成AI活用の現在地」
~ デジタルで高める『街』の魅力‐生成AIの期待と課題 ~

東急不動産ホールディングス株式会社
グループDX推進部 統括部長
(兼)TFHD Digital株式会社 取締役執行役員
兼久 隆行氏

1995年、東急不動産に入社後、リゾート事業本部、ゴルフ業務、部門管理業務などの担当を経て、2000年10月より新規事業としてイーウェルの会社立ち上げに参画。福利厚生代行サービス「WELBOX」の企画運営を担当。2016年より再びイ―ウェルに出向し、常務取締役として一般管理、企画・IT部門などを管掌、2023年4月よりTFHD digitalの経営に参画し、現在に至る。