私も明らかに誤解していた

 認知度96%※1! そして、ただ知っているだけではない、ここまで多くの信頼を勝ち得ているブランドはまずないのだろう。でもその“信頼”、“何となく”のイメージに留まっているのでは? まだ使ったことはないけれど“信頼できそう”という……。そういう意味ではあなたもまだ、このブランドの本質を知らないのかもしれない。私自身の場合がそうだった。もちろんネガティブな印象はなかったが、実際使ってみて、かくもイメージが変わったブランドは他にないほど。いや今思えば私は、このブランドを明らかに“誤解”していた。

 初めて使ったのは40代の頃。その時点で、自分にはまだ早い、と根拠なく思い込んでいた。でも当時の自分にジャストなのはもちろん、それは自分に何が足りないか? 何が間違っていたかを言い当てられ、改めてスキンケアに覚醒させられる体験だったのだ。

 まず[基本4点]には、いずれも驚かされた。一品一品、見事な処方と使用法の提唱に、塗り方1つで肌はこれほど違うのだと驚愕させられ、決められたステップをきちんとこなすことの大切さに気づかされる。ランダムに組み合わせるのが当たり前になっていたから。さらに製品を取りまく使い手への配慮がいちいち感動するほどに手厚い。キャップの開け閉めがなんと心地よいのだろうと思ったが、それもちゃんと計算ずく。無駄に捨てるものがないのも工夫の末。買う前より始めてからの方が心を込めてケアしてくれるブランドって、そう言えば少ない。お試しセットから入っていけば尚更、心を動かされることが多いはず。知れば知るほど良心が伝わる、稀有なブランドだったのだ。

海外でも熱狂を浴びる理由

 ちなみに今、台湾で多くのベスコスを独占するほど凄いことになっているのをご存知だろうか。私はそれを見て思った。先入観がないからこそ、人々の心を捉えたのは、使うことで感動をもたらす本物の本物である証。私たち日本人はこのブランドを長く知っているだけに勝手な思い込みを持ち込みすぎていた。もう一度まっさらな気持ちでこのブランドを見て欲しいのだ。

 少なくとも激動の50年間、いきなりエイジングケア※2を牽引しつつ最小限の製品で“進化”と“深化”を繰り返し、実は目覚ましい成長を遂げているのに変わらない。常に、革命的に新しいことに挑み続けているのに、常に謙虚。こういう誠実な歴史の重ね方をするトップブランドは他にない。世界にも例を見ない。それを50周年の今こそ伝えていきたいのだ。尊敬を込めて。

※1 日経企業イメージ調査2014

※2 年齢に応じたお手入れ

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再春館製薬所 0120-444-444(午前9時~午後9時 年末年始を除く)


text:Kaoru Saito

photographs:Yuki Saito