〇企画趣旨
2025年は、大阪・関西万博の開催など国内外からの投資と交流が活性化する年として注目をされています。一方で2025年問題と言われる「国民の5分の1が75歳以上の超高齢化社会」を迎えること(2025年問題)、デジタル化の遅れによる損失の拡大(2025年の崖)など、労働人口の減少に向けた対策、DXの推進による経営課題の克服が急務となっています。
こうした中、課題を克服する鍵として、
1.デジタルトランスフォーメーション (DX) の推進
2.サステナビリティ経営の強化
3.人材確保とエンゲージメントの向上(人的資本経営の実践)
4.グローバル化と地政学リスク対応
5.利益率改善とコスト構造の最適化(ROIC経営の推進)
6.顧客中心主義とデータ活用(生成AIの活用) など
果敢に変革にチャレンジをし、新たな成長の果実を獲得する企業も増えてきています。
DXの目的を明確化し、短期・中期・長期の計画を設定すること、サプライチェーン全体の透明性確保、柔軟な働き方の実践、リスクアセスメントの強化とグループ経営の強化、機械化・省力化による業務効率化、データの収集・分析の全社最適化など、経営層が主導的に変革を推進し、従業員や外部ステークホルダーとの協力を強化し積極的な投資と行動が求められています。
本カンファレンスでは「経営課題総点検 2025」をテーマに、課題認識と2025年に対策として行動すべきことについて、有識者、実践者、プロフェッショナルの講演を通じ、考察をできればと存じます。
〇開催概要
日 時 2025年1月29日(水) 13:00~17:00
会 場 会場対面および、オンラインLIVE配信のハイブリッド開催
会場参加:文藝春秋本社ホール(千代田区紀尾井町3-23)
オンライン参加:Zoomウェビナー
参加対象 企業経営者、経営幹部、経営企画部門、財務部門、人事部門、
DX推進部門、新規事業部門などの部門等、ご担当者
定 員 会場参加 80名 / オンライン参加800名
参加費用 無料(事前登録制)
主 催 文藝春秋
協 賛 株式会社ヤプリ、Dropbox Japan株式会社
〇来場特典
ご来場者様には三谷氏の著書「マンガ 経営戦略全史〔新装合本版〕」をプレゼント
≪プログラム≫
13:00~13:50 基調講演
「過去の学びを経営に活かす - 自社にとっての“総点検”を」
K.I.T.虎ノ門大学院教授
『経営戦略全史』著者
三谷 宏治氏
1964年大阪生まれ、福井で育つ。東京大学理学部物理学科卒業後、BCG、アクセンチュアで19年半、経営コンサルタントとして働く。92年 INSEAD MBA修了。2003年から06年、アクセンチュア戦略グループ統括。 2006年からは子ども・親・教員向けの教育活動に注力。大学教授、著述家、講義・講演者として全国をとびまわり、年間1 万人以上と接する。KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院教授の他、早稲田大学ビジネススクール・女子栄養大学客員教授、放課後NPO アフタースクール・NPO法人 3keys 理事を務める。 著書多数。『経営戦略全史』はビジネス書賞2冠を獲得し『ビジネスモデル全史』と合わせシリーズ33万部。最新著は『1フレーズ経営学』(10月末出版予定)。前田工繊 社外取締役、永平寺町ふるさと大使。3人娘の父。
13:50~14:20 課題解決講演①
近日公開予定
14:20~14:30 休憩
14:30~15:10 特別講演①
「起業、再生、危機、復活 U-NEXTの今までと、これから…」
株式会社U-NEXT HOLDINGS
代表取締役社長CEO
宇野 康秀氏
1963年生まれ、大阪府出身。88年、明治学院大学を卒業後、株式会社リクルートコスモス(現 株式会社コスモスイニシア)に入社。89年、株式会社インテリジェンス(現 パーソルキャリア株式会社)を設立。98年、創業者である父から株式会社大阪有線放送社(後の株式会社USEN)を受け継ぎ、代表取締役に就任。その後、2010年に株式会社USENから株式会社U-NEXTを分社化し、代表取締役社長に就任。17年には、株式会社USENと株式会社U-NEXTを経営統合し、株式会社USEN-NEXT HOLDINGS(現 株式会社U-NEXT HOLDINGS)を発足、代表取締役社長CEOに就任し、現在に至る。
15:10~15:40 課題解決講演②
株式会社ヤプリ(近日公開予定)
15:40~15:50 休憩
15:50~16:20 課題解決講演③(Dropbox Japan)
AIとランサムウェア対策を搭載した最新の企業向けDropboxとは?
Dropbox Japan株式会社
DX戦略室 室長
矢作 一樹氏
Dropboxが提供する柔軟なデータコラボレーションは 、課題解決のみならず、コスト削減やセキュリティ対策、現場の生産性と品質向上をもたらすことができる可能性を秘めています。本セッションではDropboxが提供するソリューションがどのようにDXやAI活用を成功に導くかをご紹介します。
16:20~17:00 特別講演Ⅱ
「日本企業が抱える“経営課題”の根底にあるもの」
~ 変化の時代に求められる、バランス感覚とリーダーの覚悟 ~
経済学者
慶應義塾大学 名誉教授
竹中 平蔵氏
1951年、和歌山県生まれ。慶應義塾大学名誉教授。博士(経済学)。一橋大学経済学部卒業後、73 年日本開発銀行入行、81 年に退職後、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを務める。01 年、小泉内閣の経済財政政策担当大臣就任を皮切りに金融担当大臣、郵政民営化担当大臣、総務大臣などを歴任。04 年参議院議員に当選。06 年9 月、参議院議員を辞職し政界を引退。ほか公益社団法人日本経済研究センター研究顧問、アカデミーヒルズ理事長、SBIホールディングス㈱独立社外取締役、世界経済フォーラム(ダボス会議)理事などを兼職。