日本列島が猛暑に襲われている。最高気温が40度を超える日も珍しくなく、自宅のエアコンが一日中フル稼働という家庭も多いだろう。背に腹は代えられないとはいえ、気になるのは電気代だ。
7月は2万4000円、冬場は4万円を超える電気代を支払っているライターが、電気代が安いという評判の“CDエナジーダイレクト”に話を聞いてみると……。
7月は2万4000円、冬場は4万円程度の電気代に悲鳴
「電気料金24,247円」
電力会社から送られてきた7月の電気料金の明細を見て、筆者は愕然とした。
連日の猛暑で、エアコンをほぼ24時間つけっぱなし。3人家族それぞれが朝から夜中まで個室のエアコンも使っているので、今月は電気料金が高いだろうと覚悟はしていたものの、想像の上を行く高さだった。
昨シーズンの冬場の電気代が月額平均4万円程度で悲鳴を上げていたが、このままでは今シーズンはもっと高くなりそうで怖い。
そこで、2016年の電力自由化以降、さまざまな電力プランを提案している新電力会社への切り替えを今さらながら考えてみることにした。
今回検討したのは、2018年に設立されたCDエナジーダイレクト。日本第2・第3の都市圏、関西・中部エリアをベースにエネルギー事業を展開する、中部電力ミライズと大阪ガスが50%ずつ出資して生まれた新電力会社だ。大手電力会社が培ってきたノウハウと強固な事業基盤がベースにあるので、安心感がある。
「社名の“CDエナジーダイレクト”には、新しい価値創造へのチャレンジ(C)と、ダイナミック(D)な事業展開で、お客さまのご要望にダイレクトにお答えしたいという私たちの想いを込めています」
社名の由来を説明してくれたのは、株式会社CDエナジーダイレクト リビング事業部 メディアマーケティング部 部長の清水佑真さん。「私たちがユーザーとして納得できるかという視点でサービスを創り、提供している」と話す。
ユーザー目線に沿ったサービスが高く評価され、設立後3年目の2020年度には首都圏において契約者数30万件、2025年度は80万件を突破している。「安いだけでは不安」というユーザーからも信頼を得ているからだといえる。
CDエナジーダイレクトでホントに節約できるの?
それにしても、新電力会社はどこも「切り替えると今より安くなる」を謳っているが、実際に切り替えた場合、どれほどの電気代が節約できるのだろうか。
「サイトで簡単にシミュレーションできるので、ぜひ試算してみてください」
清水さんに聞いてサイトをのぞくと、「料金シミュレーション」のボタンがあった。クリックすると、「世帯人数から計算する」というかんたんシミュレーションと、より具体的にどのくらい安くなるかを知りたい方向けの「使用量から計算する」「今の料金から計算する」というボタンが選べる。
筆者の7月の電気使用量649kWhを入力すると、「ファミリーでんき」プランで、東京電力エナジーパートナー(従量電灯B)に比べて、年間25,591円おトクになるという試算結果(試算月:2025年8月)になった。
しかし、どんなに電気代が安くなるといわれても、手続きや契約が面倒で腰が重くなる方も多いのではないだろうか。
意地悪な質問を投げかけると、「心理的に壁を感じる方もいらっしゃると思うので、ホームページはデザインも表現もシンプルにわかりやすくして、5分以内で操作が完了できるよう心がけています」と清水さん。5分ですむなら、それほど面倒には感じないだろう。もちろん、スマホだけで完結する手軽さも魅力だ。 さらに、CDエナジーでは電気の使用量に合わせて3つの料金プランが提示されている。1人暮らしにおすすめの「シングルでんき」、2〜3人暮らしにおすすめの「ベーシックでんき」、そして4人暮らし以上におすすめの「ファミリーでんき」の3つである。
※原・燃料費調整単価は、当社の場合は上限がありませんが、東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」 、東京ガス「一般料金」などは上限があるため、原・燃料価格の高騰により当社のガス・電気料金が割高になる場合があります。
この3つのプランにしたのは、電気の使い方が家庭によって異なるからだと清水さんは言う。子どもが生まれて家族が増えた、転職して在宅ワークになった、ペットを飼い始めてエアコンを24時間稼働させるようになった……。こうした変化が、すべて電気の使用量に影響するのだという。逆に、子どもが独立して夫婦2人の生活になった、育休が明けて日中は家を空けるようになったといったケースでは、使用量はぐっと減る。
「ライフステージの変化は電気代にも大きく関係していますが、なかなか電気代のことにまで意識がいかない方が多いのが現状です。そこで、弊社では、年に2回、ご利用者の過去1年間の電気使用状況をもとに、対象プランの中で最もおトクになるプランをお知らせする『最適プランの定期便』というサービスを提供しています。サービスと言ってますが、これはオプション費用一切なしで、無料で弊社からご連絡しているものです」(清水さん)
※3 ※4 ※5 40A、300kWh/月で計算した年間料金で比較しています。燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、当社のシングルでんきとベーシックでんきのみガスセット割引を含みます。
※6 なお、原・燃料費調整単価は、当社の場合は上限がありませんが、東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」 、東京ガス「一般料金」などは上限があるため、原・燃料価格の高騰により当社のガス・電気料金が割高になる場合があります。
※7 おトク額は40A、300kWh/月で計算した当社のベーシックでんきと東京電力エナジーパ―トナーの従量電灯Bの年間料金の差額3,948円を千円未満で四捨五入しています。
※ 最適プランの定期便は、CDエナジーの「シングルでんき」「ベーシックでんき」「ファミリーでんき」ご契約者さまが対象です。詳細なサービス内容やご利用条件は、ホームページにてご確認ください。
「たまったポイントは電気料金の支払いにも充当できます」
同社のサービスをみていると、電気代の見直しは、もはや節約のためだけでなく、暮らしに寄り添う選択として必要になってきていると考えられる。 このサービスを通じてCDエナジーが目指すのは、「気づいたらおトクだった」という体験だと清水さんは話す。
「毎月電気代の請求がくるたびに、比較サイトとにらめっこして契約を見直す……。そんな節約の努力をせずとも、気がついたらお客さま宅にとっていちばんいい料金プランにできている。そんな状態を目指しています」
さらに、「祝割」という独自のサービスも提供している。 「祝割は、お誕生日や、結婚・出産・新居のご購入・お子様の進学といった人生の節目のお祝いとしてポイントを進呈する弊社オリジナルのサービスです。たまったポイントは電気料金の支払いにも充当できます。ユーザー視点に立ち、こんなサービスがあったらいいなと思うものを少しずつ形にしています」(清水さん)
現在、関東圏を中心にサービスを展開しているCDエナジー。清水さんに今後の展望も聞いた。
「お客さまの目線にたったとき、まだまだできていないことがたくさんあります。最適プランの定期便や、節目のお祝いとしてポイントを進呈する祝割などは継続しつつ、ご契約時だけでなく、ご利用いただいている間も納得感のある体験をいただけるよう、サービスを充実させていきます」
電気代を気にして節約することも大事だが、信頼できるパートナーにおまかせして、その時間と気力をもっと大切なことに使うのも賢い方法なのではないだろうか。CDエナジーに切り替えることで、生活がいまより少し“豊か”になるかもしれない。
