夏も終わりに向かい急に抜け毛が増えた。ひょっとしたらAGA(男性型脱毛症)かも……。秋は毛髪に不安を覚える人が急増する季節だ。日本皮膚科学会の診療ガイドラインによると日本人男性の3人にひとりがAGAだと言われていることを考えると、その不安も決して根拠のないものではない。
だったら病院で診てもらおう。今ではAGAの治療もオンライン診療が可能になり、薄毛治療のハードルも低くなっているが、心配なのはきちんと効果が期待できるかどうかだ。これまでのAGA医療では、治療薬の処方は行われていても、実は患者ごとの症状の確認がきちんと行われていないケースが大変多く、仮に薄毛の「診断」が丁寧に行われていたとしても、「検査」は行われていなかったというのが実情だ。
しかしこの夏、AGA医療に革新的な「薄毛検査技術」が登場した。AGA治療の新たな一歩となる革新的検査技術とはどういうものなのか。その詳細を取材した。
自分では確認できない「薄毛」の症状
「最近生え際が後退してきた気がする」「頭頂部の地肌が透けてみえるような気がする」。毎日洗面所で鏡をのぞき込んでチェックしても、髪の毛が薄くなっている気はするが、「心配」なだけでいっこうにはっきりしない。
室内に落ちている抜け毛の数をチェックしても、本数は増えている気がするものの、果たしてそれがどの程度良くないのかわからない。なにしろ日に100本程度の髪の毛が正常な状態でも寿命を終え抜け落ち、そのかわり新たに同じだけの髪が発毛するので、毛髪の総量は維持される。要は薄毛になっていなくてもそれなりに毎日髪は抜けるのだ。
この2~7年という毛髪の生え変わりサイクルを乱すのが悪玉男性ホルモンだ。髪の生え変わりのサイクルを早めることで抜け毛を増やし、髪の毛をつくりだす力を弱めることで髪を産毛化させ、最終的には毛髪を生やせなくしてしまう。それがAGAという病気だ。
「血圧計みたいに、毎日自宅で薄毛の進行を測ることができたらいいのにね。レッドラインを超えたら、即クリニックに行く、とかね」
最近薄毛が気になりはじめたという30代男性サラリーマンは、冗談めかしてそんなことを口にする。
健康診断で高血圧と言われ、毎日自宅で血圧を測っている人は多い。高血圧症の治療で定期的にオンラインで診察を受け薬を処方してもらう人も近頃では増えてきた。自分で血圧の変化を測定し数値として医師に伝えられるから、モニター越しのオンライン診療でも心配はない。
ところがAGAはそうはいかない。どんな症状なのか、自分ではなかなか判断できないからだ。
「診察」はあれど「検査」はナシ⁉
「当院では、対面での問診・視診・触診の『3診』をこれまで長年にわたり徹底してきました。年間1万回以上の対面診療を行う経験豊富な医師が、問診だけではなくマイクロスコープを使用して頭皮を拡大し症状を確認、毛髪や頭皮の状態をきちんと診察します。それに基づいて患者さまに最も適切な治療方針を決めるわけです。それが治療開始から1年経過後の治療改善度99%、発毛実感率98%という調査結果に繋がっているんです*1」
そう語るのは業界随一のAGA治療実績をもつ銀座総合美容クリニック(銀クリ)の正木健太郎院長だ。
「しかし、医療の現場では最適な治療のために必要な症状確認の診察が疎かになっているケースも非常に多く、こと“AGAの検査”となると、検査方法自体がほぼ無いに等しい状態でした」
AGA治療の医療機関で“検査”といっても、それは治療薬を服用するにあたって肝機能や腎機能など体調面のリスクを確認するための血液検査で、AGAそのものの検査ではない。「薄毛の診察」はあるが「薄毛の検査」はないというのが、いままでのAGA治療の実情だったのだ。
*1 データの調査母集団は2020年12月1日~12月31日の間で銀座総合美容クリニックで治療開始し、2021年11月30日までに1年間治療を継続していた患者様のうち、396名をランダムにピックアップしたもの。治療改善度は治療前と治療後の頭部写真を比較し、医師と患者様で客観的に判断。発毛実感率は患者様の主観的な判断で判定。
AGA治療の新しい扉を開く「スキャビジョン」
しかし今回、銀クリは画期的なAGA検査法を導入した。それが8月から本格稼働している銀クリ独自の検査技術「スキャビジョン」だ。
「2波長の紫外線を用いて患者さまの頭皮頭髪を同時に600枚、3D撮影し、そのデータをAI分析することで症状を数値化します。毛根単位のミクロレベルの頭皮毛髪分析で、目視検査では絶対に確認できないわずかな変化までとらえることができるんです」と正木院長は説明する。例えて言うなら、毛髪にとってのレントゲンやCTスキャンみたいなものだろうか。
「スキャビジョン検査には、銀クリが特許技術として持つ毛量比較技術が心臓部に組み合わされています。ミクロとマクロの融合、それで初めてAGAの検査として治療に反映することができるんです。今回スキャビジョンを導入したことで、より患者さま一人ひとりの症状にあわせた治療計画の策定、つまりオーダーメイドの治療が提供可能になりました」
まずきちんと検査し、その方にあった最適な治療を
AGAは薬さえ飲めば治るという情報もよく耳にするが、それは「明らかなミスリード」だと正木院長は言う。
「患者さまそれぞれ症状が異なるのに、同じ薬を一律に処方するという手法は決して適切とは言えません。当院ではAGA治療薬を院内調剤しており、抜け毛の進行を抑える薬剤や発毛を促す薬剤をただ処方するだけではなく、様々な有効成分やその作用をブーストさせる成分などを症状にあわせて調剤することができます。それによって当院には300を超える処方薬と治療術のバリエーションがあるんです」
AGA治療に関して症状ごとのデータや治療のノウハウは、それぞれの医療機関で個別に蓄積されている。銀クリでは、これまでに対面診療をベースに185万人のAGA患者を治療してきた。そこで培われたAGA治療に関する知見は業界随一だ。だからこそ豊富なメニューを提供することができるのだ。
今回、スキャビジョン検査が導入され、パーソナライズされた治療が可能になったことで、その豊富なメニューの中から最適な治療法を選ぶことができる。これは銀クリだけのメリットだ。
薄毛の不安を感じているのであれば、いますぐ銀クリに行こう。東京院、大阪院ともに最寄駅から徒歩1分と駅近で通いやすい。初月はカウンセリング、スキャビジョン薄毛検査、治療薬の処方などを含めて1000円(税込)で治療を開始できるプランがある。
症状を可視化・数値化してくれるスキャビジョン検査は、まちがいなく安心につながる。そしてより確実な治療を約束してくれるのだ。
INFORMATION
銀座総合美容クリニック
公式サイト:https://www.gincli.jp/
(東京院)東京都港区新橋1-9-5 KDX新橋駅前ビル 4~5階
(大阪院)大阪市北区曽根崎新地1-4-20 桜橋IMビル15階
※診療時間(完全予約制)
月・火・木・金・土 11:00~20:00
日・祝 11:00~19:00
休診日:水曜日
料金:初月1000円 税込、2カ月目以降は、AGA治療内服薬2000円~1万9250円 税込 (※保険外の自由診療)
相談・予約は東京・大阪共通のフリーダイヤル(0120・972・335)か、公式サイトから

