いよいよ今年も残りわずか。寒さが身に応える冬本番となったが、冬の寒さを頭皮で敏感に感じ、「つむじのところの地肌が透けてきた」「最近なんとなく生え際が後退してきた気がする」「髪の毛のボリュームがなくなってきた」と改めて感じる男性読者も多いのではないだろうか。その薄毛の原因、それはAGA(男性型脱毛症)という病気かもしれない。日本皮膚科学会の診療ガイドラインによると、日本人男性の3人に1人がAGAだと言われている。

 AGAは病院で治療できる病気だ。薄毛が気になっている読者は、まずは病院で診てもらうべきだろう。今ではAGA治療のハードルもすっかり低くなり、病院に足を運ばずともオンラインで診察してもらうことができる。

 ただし、そこで注意しなければいけないのが治療の中身だ。AGA治療はどの病院で受けても同じというわけではない。では、効果が期待できる間違いのない薄毛治療とはどういうものなのだろうか?

ずさんなオンライン診療に要注意!

 今年7月、日本医師会は各都道府県医師会の担当理事に宛てて、注目すべき通達を出した。それは「美容医療に関する取扱いについて」というものだ。

 その中身はというと、厚生労働省が調査したところ美容医療の分野では、医師や看護師、保健師等の免許をもっていない、いわゆるカウンセラーなどと言われる無資格者が、本来医師にしか認められていないはずの病気の診断を行い、治療内容を決定している事例があるというのだ。これらの行為は医師法等に違反しているとして、日本医師会では会員である医師や医療機関に対してこの通達で注意を呼び掛けている。例えば、本来医師の指示のもと有資格者が施術を行うべき範囲の脱毛施術を、ルール外で行っているケースもあるというのだ。

 またAGAなどのオンライン治療においては、診察時間が極端に短く医師が画面越しに数秒顔を見せるだけで診察が終わってしまうケースや、医師以外のスタッフとのやり取りやLINEによるやり取りだけで診察が終わってしまうケースもあるという。

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 しかし、このようなオンラインでの形式だけの診察では患者の症状を正確に把握することはできない。そのため、このようなずさんなオンライン診療を行っているクリニックでは、どのような症状の患者にも一律に同じ種類や濃度の薬を処方し、経過の観察も行われないまま、サブスクのように漫然と同じ薬を処方し続けることになる。このような治療では、発毛の効果が期待できないばかりか、健康面の確認もしっかり行われず、時として重篤な副作用に繋がる可能性すらある。

 薄毛が気になり医師に相談する場合、そしてAGA治療をはじめる場合には、このようなずさんな診療を行っているクリニックには気を付けなければならないだろう。

銀座総合美容クリニックが対面診療を重視する理由

「AGAの治療において、医師が“きちんと診る”という本来の治療のあり方がないがしろにされ、ずさんな診療を行う医療機関が増えている背景には、“AGA治療はどの病院で受けても同じ”だとか、“特定の薬だけ服用していれば簡単に治る”といった誤った認識が、世の中に広まってしまっているからなのです」

 そう語るのは、対面診療をベースにこれまで東京1院で185万人の治療実績を持つ銀座総合美容クリニック(銀クリ)の正木健太郎院長だ。

「最初に対面で症状をきちんと診察して、それにあわせて治療薬の種類や濃度を調整しなければ、治療の効果は期待できません。さらに定期的に経過を観察して、症状が改善されてくれば当然処方も変えていかなければいけない。そうしないと発毛の効果を持続させることはできないのです。また、AGAの治療薬は本来高血圧の治療薬として開発されたものなど様々なものがあるので、患者様によっては服用中に副作用がみられる場合もあります。そのようなリスクについても診察のたびにしっかりと確認しなければいけません」

 正木院長によれば「髪の毛を生やすというのは、そう簡単にはいかない先端医療」なのだという。

薄毛治療の新しい扉を開くAGA検査「スキャビジョン」

 正木院長が「髪の毛を生やすのは、まだまだ簡単なことではない」という通り、実はAGA治療の歴史はまだ浅い。ひと昔前までは薄毛の対処法というと、育毛剤の使用やエステ施術しかなかった。根拠や臨床的な成果に基づく医学による薄毛の治療法が確立したのは2000年代に入ってからだ。銀クリがAGA治療を開始したのも、この時期だ。

「銀座総合美容クリニックでは、患者様の症状を正確に把握するために、問診・視診・触診の“三診”を徹底してきました。年間1万回以上の対面診療を行うベテランの医師たちが、豊富な診療経験をもとに詳細な診察を行います。それをもとに診断を下し、治療方針を決定するわけです。長年にわたってこのようなしっかりとした診察と治療を続けてきた成果は、治療開始から1年経過後の治療改善度99%、発毛実感率98%という調査結果にも表れています」(正木院長)

※本データの調査母集団は2020年12月1日~12月31日の間に銀座総合美容クリニックで治療を開始し、2021年11月30日までに1年間治療を継続していた患者様のうち396名をランダムにピックアップしたもの

 そんな銀クリで、今年8月から本格導入された画期的な検査技術がある。それが独自のAGA検査技術「スキャビジョン」だ。

AGA検査技術「スキャビジョン」の撮影風景

「スキャビジョン」は、2つの波長の紫外線を用いて患者の頭皮頭髪を同時に600枚3D撮影し、そのデータをAI分析することで症状を数値化する。毛根単位でのミクロレベルの頭皮頭髪分析が、目視では確認できないわずかな変化までとらえることができるのだ。

「2000年代から始まったAGA治療ですが、実は現在まで客観的なデータに基づく検査というものはなかったのです。薄毛の診療はもっぱら医師の主観のみによって行われていました。そこで、そのような課題を克服し、より良いAGA治療を実現するために開発されたのがスキャビジョンです。スキャビジョンには、当院が特許としてもつ毛量比較技術が心臓部に組み込まれています。このスキャビジョンの導入によって、患者様ひとりひとりにあわせた治療計画の策定、オーダーメイドの治療がさらに精度の高いものになったのです」(正木院長)

頭皮頭髪を同時に600枚3D撮影し、そのデータをAI分析する
撮影した画像をもとに診断する

 銀クリではAGA治療薬を院内調剤しているが、それによって抜け毛の進行を抑える薬剤や発毛をうながす薬剤をただ処方するだけでなく、様々な有効成分やその作用をブーストさせる成分などをオーダーメイドで調剤することができるので、治療薬と治療術のバリエーションは300を超える。「スキャビジョン」の検査データをもとにした経験豊富な医師による診察によって、銀クリではその中から最適な治療薬が患者に処方されるのだ。

 そんな銀クリは東京院、大阪院ともに最寄駅から徒歩1分と通いやすい立地にある。さらに、銀クリには初月はカウンセリング、スキャビジョン検査、治療薬の処方などを含めて1000円(税込)で治療を開始できるプランが用意されている。

 薄毛の進行は自分ではなかなか把握できない。AGAかもしれないと思ったら、まず銀クリに足を運んで相談するのがベストだろう。

銀座総合美容クリニック 公式サイト

INFORMATION

銀座総合美容クリニック

公式サイト:https://www.gincli.jp/
(東京院)東京都港区新橋1-9-5 KDX新橋駅前ビル 4~5階
(大阪院)大阪市北区曽根崎新地1-4-20 桜橋IMビル15階
※診療時間(完全予約制)
月・火・木・金・土 11:00~20:00
日・祝 11:00~19:00
休診日:水曜日

料金:初月1000円 税込、2カ月目以降は、AGA治療内服薬2000円~1万9250円 税込 (※保険外の自由診療)
相談・予約は東京・大阪共通のフリーダイヤル(0120・972・335)か、公式サイトから