アメリカ大統領選も日本の総裁選もとっくに終わった。にもかかわらず、私(40代男性)の頭の中は「エレクション」でいっぱいだ。とはいっても、「election」じゃなくて、「erection」のほう……ムスコが反抗期なのである。コトに臨んでも、本人は塩対応。叱咤激励すればするほど萎れてしまう。
『そろそろ引退かのう……』。そうつぶやきながら、遠い冬の空を眺めていた昼下がり。例によって文春オンラインから着信が――。
「クリニックフォアを取材しませんか?」
すでにその名はSNSやWeb広告で知っていた。スマホひとつで診察から処方までを完結し、お薬だって郵送してもらえる話題のクリニック。特にED診療の受診者数が右肩上がりらしい。
通院不要、院内や薬局での待ち時間ナシ、処方薬郵送のスマートクリニック
リアリティを追求するために、私が患者という設定でのオンライン取材をお願いした。対応してくれたのは、30代前半とおぼしきイケメンドクター。こちらが気後れしない丁寧な話し方で、所作にも無駄がない。ただ、名前は出さないでほしい、とのこと。
理由はこうだ。クリニックフォアはどの医師が診ても同じレベルの診療が受けられる体制を目指しており、推しの先生ではなく、診療体制そのものを推したい、という考え方らしい。
はじめに、EDとはどんな状態なのかを整理しておきたい。
「EDは“Erectile Dysfunction(勃起機能障害)”の略で、性行為時に十分な硬さが得られない、または維持できない状態が続くことを指します」
『勃ちが悪い』、『途中で萎える』、『硬さが足りない』など、症状の幅は広い。
「評価にはIIEF-5という国際的な指標を使うことがあります。5つの質問に答えるだけで、現在の状態や改善度を客観的に測れる指標です。ただ、診断の基準は最終的には本人の満足度。以前より満足できない状態が2〜3カ月続くと、医学的にはEDと考えられます」
つまり、全く勃たない人だけが対象ではない。調子が悪い、波がある、以前より弱い……そういう微妙な変化こそが受診のサインらしい。「ちょっと調子悪いくらいで病院なんて大げさだろ」と私は思っていたが、実はそこからが治療のボリュームゾーンだったのだ。
そもそもEDはなぜ起こるのだろうか?
近年、EDに悩む男性の数は増加の一途を辿っているという。
「日本性機能学会のデータでは、1998年から2023年の25年間で、国内のED患者はおよそ270万人増えたと報告されています(※1)」
政令指定都市がひとつ丸ごとという規模だ。これだけ増えれば、少子化にも影響があるのではないだろうか。
EDに悩む世代にも変化がある。
「受診されるのは40〜50代が中心ですが、ここ数年は30代、それどころか20代からの相談も増えています。一方でご高齢の方も多く、中には80歳以上の患者さんも珍しくありません」
80歳で現役。そこまでいくと尊敬が芽生える。いっそ取材したいレベルである。では、なぜEDは起こるのか?
「リスク要因としてまず挙げられるのは加齢です。そこに、糖尿病・高血圧・喫煙・大量飲酒・運動不足・ストレス・睡眠不足といった生活習慣が加わるとリスクが高まります」
ドクターいわく、EDは体だけの問題ではない。
「性交がうまくいかなかった経験や、『また失敗するかも』という不安、プレッシャーが積み重なると、脳がブレーキをかけてしまうんです。すると硬さが足りなくなったり、途中で萎えたり……そうした状態が続くことで、さらに自信を失う。いわば負のループに入ってしまうケースは少なくありません」
しかし、逆もあるらしい。
「反対に、『うまくいった』という体験があると、そこを転機に改善に向かっていく方は多いんです」
つまり、ED治療のカギは、“成功体験”の積み重ねにあるとも言えるのだ。
「調子が悪い」サインを見逃さない
クリニックフォアの詳細を見る
即効型と持続型。目覚ましい進化を遂げるED治療薬
治療は具体的にどのようなものなのか?
「飲み薬が中心です。ただ、どちらかといえば、完治というよりコントロールという考え方です。血圧や生活習慣病のお薬と同様、状態を安定させ、良い状態を維持することに主眼を置きます」
お薬を飲むだけとはいえ、初めての人にとっては不安がある。ずっとムラムラしたり、延々と勃起が続いたりすれば、日常生活にも支障がある。
「それは誤解です。陰部の血管を広げ、海綿体へ流れ込む血液量を増やすことで、自然な勃起をサポートするのがED治療薬の役割。性的刺激があって初めて作用するお薬であり、お薬そのものがムラムラを引き起こすわけではありません。つまり、スイッチを押すのはあくまで本人、もしくはパートナーです」
思ったよりもシンプルで、便利なお薬なのだ。どんな種類があるのだろう?
「大きく分けて即効タイプと持続タイプがあります。飲んで30分ほどで効き始める短時間タイプと、ゆっくり効き始め、半日〜36時間ほど効果が続くタイプの2種類です。生活リズムや性行動のタイミングに合わせて選べます(※2)」
主に処方されるお薬は……
お薬選びではその人のライフスタイルにフィットするかどうかがポイントになる。
「服用するタイミング、生活習慣、飲酒、体質、副作用の出方、持病などでも処方は変わります。クリニックフォアでは、患者さんからのご希望に加え、最終的には医師が患者さんの経過を観察しながら用量やお薬を調整していく最適化型の治療を重視しています(※2)」
クリニックフォアがよく処方するのは、アバナフィル(ステンドラ)(※3)とタダラフィルの2種類(※4)。
「アバナフィルは、個人差はありますが、飲んでから15〜30分ほどで効き始めるのが特徴です。効果の持続は6〜12時間程度。硬さも維持しやすく、使い勝手が良いので、初めての方にも提案しやすいお薬です」
バイアグラの弱点でもあった、効き始めるまで時間がかかる、食事の影響を受けやすい、といった不便さもバランスよく克服しているという。アバナフィルなら、「急にそういう雰囲気になった」というようなスクランブル発進にも対応できそう。いわば、頼れる即応型の実戦派である。
では、一方のタダラフィルはどうか。
「近年ED治療の現場でも注目されている新世代タイプのお薬です。最大のメリットは、“備えられること”。効果の持続が最大36時間と長いため、タイミングを逆算して飲む必要がありません。食事や飲酒の影響も受けにくく、普段の生活リズムを崩さずに使えます。さらに、低用量のお薬を毎日飲むデイリー処方にも対応していて、ゆっくり効きながら調子を整え、体質改善や心理面をサポートできる柔軟性のあるお薬です」
そう、タダラフィルなら、「今夜か? それともこの後すぐ?」といちいち構える必要がない。いつなんどきでも有事に備えられる“常在戦場”タイプである。効果が長いので、週末旅行にも対応できそうだ。
副作用も気になるところだが……。
「よく見られるのは、顔のほてり・頭痛・鼻づまりなどです。多くの場合は一時的で、時間とともにおさまることがほとんど。ただし、狭心症治療薬など、併用できないお薬があるケースは注意が必要です。そのため初診では必ず、基礎疾患、服用中のお薬、心臓や脳血管の病歴などを共有していただいています」
“相談のしやすさ”を徹底追求したクリニック設計
EDが気になるものの、いざ診療を受けるとなると、まだ気恥ずかしさが残る。受付をして、混雑した待合室で呼ばれるまで待つ。そんな時間を想像するだけで萎えてしまう。
「クリニックフォアは、そういった男性の声をもとに、相談のしやすさを第一に考えてきました。まず、診療はスマホだけで完結します。通院の必要がなく、受付も待合室もありません。誰にも会わず、オンライン上で医師と1対1で話せます」
お薬の受け取り方にも工夫がある。
「処方されたお薬は最短翌日に到着します(※5)。匿名配送、送り主名の変更、コンビニや宅配便ロッカーや営業所での受け取りにも対応しているので、ご家族や同居者に知られたくない方でも、安心して利用できます」
もちろん、対面での診療にも対応している。
「クリニックフォアはED専門クリニックではなく、内科・皮膚科・アレルギー科なども扱う総合クリニックです(※6)。花粉症や風邪などで来院される方も多いので、待合室に座っていても、気まずい思いをすることはありません。対面診療の場合、その場ですぐ処方できる薬剤の種類は制限があるが、オンラインを組み合わせての発送が可能です」
対面診療スタイルもじつに現代的だ。
「受付・診察・会計までをIT化することで、来院を最短の時間で終えられるよう設計しています。必要以上に待たせないこと、余計な気まずさを感じさせないことを重視しています」
「EDは恥ずかしいものではありません。多くの男性に起こる、ごく自然な体の変化です」
さらに、全国主要都市にある13カ所(※7)のクリニック間でカルテが共有されているため、旅行先や出張中でもスムーズに診療が受けられる。オンライン診療の場合も、クリニック在籍医が対応するので安心だ。
「EDは決して恥ずかしいものではありません。多くの男性に起こる、ごく自然な体の変化です。実際、受診される方の理由はさまざま。悩んで来院される年配の方もいれば、性機能を高めたいという若い方もいます。治療を続けることで、自信や意欲、パートナーとの関係など、生活の質そのものが改善するケースが多くあります」
そう、クリニックフォアなら、ED治療に高いハードルはなく、一念発起の覚悟もいらない。必要なのは、オンラインでの予約と診療だけ。これだけでEDを ed(過去形) にすることが可能になる。
取材を終えた私は、スマホを握りしめ、診療の予約ボタンをクリックした。
一念発起の覚悟はいらない
今すぐできるオンライン診療を見る※1 25年ぶりの全国調査で日本人男性の性機能が明らかに「約1,400万人が勃起障害(ED)」「セックスの回数1年に1回程度以下が45.7%」「早漏で悩んでいる人は約910万人」(https://www.atpress.ne.jp/news/400999)より引用
※2 効果・効能・副作用の現れ方に個人差があります。医師の診察をうけ、診断されて適切な治療方法をお守りください。
※3 未承認薬に関する表記:ステンドラ(海外後発品:アバナフィル)
・未承認医薬品等(ステンドラは、勃起不全症(ED)治療目的での処方は国内で承認されていません)
・入手経路等(日本国内未承認医薬品・医療機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師の判断の下、輸入をしたものになります。輸入された医薬品の入手経路について詳細は下記URLをご確認ください。当院で輸入している医薬品の入手経路についてまた、個人輸入サイト等を通して一般の方が医薬品を購入して使用するリスク・健康被害に関しては、厚生労働省から注意喚起が出されております。個人輸入された医薬品等の使用によるリスク)
・国内の承認医薬品等の有無(バイアグラ、レビトラ、シアリス等が、国内で勃起不全症の治療薬として国内で承認されています)
・諸外国の安全等の情報および副作用(ステンドラはアメリカ食品医薬品局(FDA)で勃起不全治療の医薬品として承認されています(承認年月日:2012/4/27)。安全性等に関わる情報としては、ほてり、発疹、動悸、血圧低下、めまいといった症状が記載されています)
・医薬品副作用被害救済制度について(万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります)
※4 未承認薬に関する表記:デイリータダラフィル(ザルティア)
・未承認医薬品等(デイリータダラフィル(ザルティア)は、 前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬として厚生労働省に承認されています。勃起不全症(ED)治療目的での処方は国内で承認されていません)
・入手経路等(日本国内未承認医薬品・医療機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師の判断の下、輸入をしたものになります。輸入された医薬品の入手経路について詳細は下記URLをご確認ください。当院で輸入している医薬品の入手経路についてまた、個人輸入サイト等を通して一般の方が医薬品を購入して使用するリスク・健康被害に関しては、厚生労働省から注意喚起が出されております。個人輸入された医薬品等の使用によるリスク)
・国内の承認医薬品等の有無(ザルティアと同成分のシアリス、またバイアグラ、レビトラ等が、国内で勃起不全症の治療薬として国内で承認されています)
・諸外国の安全等の情報および副作用(同一成分のシアリスが日本の厚生労働省とアメリカ食品医薬品局(FDA)で勃起不全治療の医薬品として承認されています(承認年月日:日本2007/7/31・アメリカ2003/11/21)。安全性等に関わる情報としては、ほてり、発疹、動悸、血圧低下、めまいといった症状が記載されています)
・医薬品副作用被害救済制度について(万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります)
※5 決済時間、エリアにより変動します。
※6 クリニックによって診療科は多少異なります。
※7 2025年12月現在。
※標準的な1錠あたりの費用は335~1,465円です。別途、配送料550円/回が発生し、お薬の処方がない場合は診察料税込1,650円がかかります。
※1回1錠/日の服用まで。主な副作用は、ほてり、発疹 ・動悸、血圧異常 ・めまいなど。詳細は当クリニックHPでご確認ください。
