〇企画趣旨

――AI攻防の激変期に、企業は何を守り、どう備えるべきか

2026年、サイバーセキュリティはこれまでの延長線では捉えきれない転換期を迎えています。生成AIやAIエージェントの急速な普及は、業務効率化や価値創造を支える一方で、攻撃者側にも強力な武器を与え、攻防の構図を一変させました。高度化・自動化した攻撃、精緻化するフィッシング、そして爆発的に拡大するランサムウェアの脅威。防御側は従来の仕組みでは追いつかず、対応の遅れが企業価値を一気に毀損するリスクはかつてないほど高まっています。

さらに、企業のバリューチェーンは広範かつ複雑化しており、単体の強固な防御だけでは不十分です。委託先・協力会社・クラウドベンダーを含むサプライチェーン全体のセキュリティ確保は、もはや経営責任の核心テーマとなりました。加えて、AIエージェントによる業務自動化が進む中で、意図せぬ情報漏洩や、AIが誤った判断を下すリスクへの備えも不可欠です。

こうした状況下、求められるのは「ゼロトラスト」を前提としたアーキテクチャの刷新と、システム脆弱性の継続的な管理、そしてインシデントが発生した際の迅速な対応体制の構築です。同時に、技術だけでなく、組織と人材の変革も必須です。セキュリティを専門部門だけに委ねる時代は終わり、全社員がセキュリティリテラシーを持ち、事業部門が主体的にリスクを理解しマネジメントできる組織文化が求められています。

本カンファレンスでは、「サイバーセキュリティのトップアジェンダ」と題し、AI時代の新たな脅威構造、ランサムウェアの最新動向、サプライチェーン全体のセキュリティガバナンス、ゼロトラストの実装、そして企業が取り組むべき組織変革と人材戦略までを、第一線の専門家とともに徹底的に議論します。

“これからのセキュリティ対策”への答えは、もはや単一の技術ではありません。AI時代のレジリエンスを備えた、持続可能なセキュリティ戦略とは何か。2026年の企業に求められる備えを、多角的に探求していきます。

〇開催概要

開催日時 217日(火) 13:00~17:00
会  場 会場対面および、オンラインLIVE配信のハイブリッド開催
     会場参加:文藝春秋本社ホール(千代田区紀尾井町3-23)
     オンライン参加:Zoomウェビナー
参加対象 企業経営者、経営幹部、経営管理部門、経営企画部門、
     情報セキュリティ部門、IT部門、デジタル推進部門の部門長
定  員 会場参加 80名/オンライン参加 500名~
     ※会場参加希望に関しましては、申込者様多数の場合は抽選となります。
参加費用 無料(事前登録制)
主  催 文藝春秋
協  賛 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ、
     Splunk Services Japan合同会社、エムオーテックス株式会社

申し込み

〇来場特典
ご来場者様へは達城氏の著書『サイバー攻撃 その瞬間 社長の決定』並びに、八雲法律事務所様の編著書「実務解説 サイバーセキュリティ法〈第2版〉」を1冊プレゼント 

〇申込特典
申込者様限定にて2週間のアーカイブ視聴をいただけます。

〇プログラム

13:00~13:50 オープニングキーノート
「2026年のセキュリティアジェンダ」
~ 攻撃の多様化、大規模化 - ランサムウェア、サプライチェーン攻撃、
  生成AI攻防の最先端 ~

東京電機大学 名誉教授
兼 東京電機大学サイバーセキュリティ研究所 客員教授
佐々木 良一氏

1971年日立製作所入社。システム開発研究所にて、システム高信頼化技術やセキュリティ技術(1984年より)等の研究開発に従事。同研究所部長や主管研究長兼セキュリティシステム研究センタ長を歴任。2001年4月から2018年3月まで東京電機大学教授、2018年4月より特命教授、2020年4月より客員教授、2022年4月より現職。


13:50~14:20 課題解決講演①
セキュリティ対策評価制度の最新動向から見えた
ランサム攻撃を“防ぐ”ための強化ポイント

株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
ソリューション企画本部 テクニカルマーケティング セキュリティエバンジェリスト
佐藤 佑樹氏


14:20~14:30 休憩


14:30~15:10 特別講演
「2024年秋、ランサムウェア被害の教訓」
~ 当事者として体験したサイバーインシデントの全容 ~

株式会社関通
代表取締役社長
達城 久裕氏

創業から40年以上、EC物流のパイオニアとして業界を牽引。「準備・実行・後始末」を座右の銘に掲げ、時代の変化を先取りしながら柔軟な経営を続けてきた。ECバックヤード運営、WMS開発・販売を軸に事業領域を拡大中。2024年にはサイバー攻撃という逆境を経験しながらも、迅速な復旧と経営判断で危機を乗り越えた。自らの経験を業界の未来に還元し続けている。


15:10~15:40 課題解決講演②
“戦略的第三防衛戦”:異次元の攻撃に惑わされない
RedTeam演習が仮想敵を暴き、組織の盲点を洗い出す

Splunk Services Japan合同会社
セキュリティ・ストラテジスト
矢崎 誠二氏

25年以上に及ぶサイバーセキュリティの実務経験を通して今日におけるユーザの課題解決に向けたご支援を続けております。ペネトレーションテスト、脆弱性診断、SOC構築支援などのサービスを通した幅広い業界へのサポート、IDS/IPS構築、SIEM実装などの設計・構築を推進してきた経験を通してお客様に安心・安全をお届けしたいと考えております。


15:40~15:50 休憩


15:50~16:20 課題解決講演③
Microsoft365に潜む死角をなくす
 ― サイバー攻撃から会社を守る必須ポイント

~活用が進むクラウドサービスで“絶対に押さえたい“ポイントを解説!~


〇講演概要
Microsoft 365をはじめとするクラウドサービスは、業務効率化を支える一方で、設定不備や運用の“思い込み“が思わぬセキュリティリスクを生むことがあります。本セミナーでは、サイバー攻撃の最新動向を踏まえつつ、Microsoft 365の利用に潜みがちな死角や見落とされやすいポイントと対策、弊社がご提供する関連ソリューションとあわせてご紹介いたします。

エムオーテックス株式会社
マーケティング本部 プロダクトマーケティング部 部長 兼
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版 PMM
武藤 諒氏

2012年新卒入社。入社3年目からLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の営業・マーケティング・サポート業務に従事。2021年4月よりプロダクトマーケティングマネージャーとして、プロダクトの販売計画やロードマップの策定を推進。


16:20~17:00 クロージングキーノート
「サイバーセキュリティと経営責任について」
~ 事業継続を脅かすランサムウェア被害の実態 ~

八雲法律事務所
代表弁護士・カリフォルニア州弁護士
山岡 裕明氏

内閣サイバーセキュリティセンター(現国家サイバー統括室) タスクフォース構成員(2019〜20、21〜22、25)。「サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者会議」構成員(24年)。「情報セキュリティ文化賞」受賞(24年)。主な著書として『実務解説 サイバーセキュリティ法』(中央経済社、2025)。