18年前の事件を自白した男は、女児を刺して性的興奮を覚えるサディストだった。兵庫県警で警部まで務め、叙勲もうけた父親は「警察官としての誇りをもって死なせてくれ」と……。
2018年6月。兵庫県加古川市内の長閑な住宅街の一角に佇む、築50年ほどの木造住宅。小さな部屋を占領するベッドに腰かけた80代半ばの白髪の老人は、腰の痛みに耐えながら言葉を絞り出した。
「わしもな、もう静かに死にたいんや。静かに終わりたいんや。息子のことが、どうにも引っかかって。そういう人間が子供におったらな、いろいろあるんやて。“警察官の子供が殺人犯”と出てほしくないんや」
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source : 週刊文春 2024年11月21日号