ソニーによる買収が取り沙汰されるKADOKAWA。そんな中、社員が不満を募らせるのは、同社の夏野剛社長兼CEOに対してだ。
ニコニコ動画へのサイバー攻撃を始め、トラブル続きの同社。社員のA氏は苦笑しつつこう語る。
「一昨年は角川歴彦会長が逮捕され、去年はトランスジェンダーに関する翻訳本が炎上して刊行中止になりました。毎年何かあるのでもう慣れっこですね」
株価もジェットコースターのような軌跡を辿る。
「情報漏洩について発表した8月5日には2270円にまで落ち込んだ株価は、ソニー買収報道の後に暴騰。現在は当時の約2倍の4500円前後で推移しています」(経済部記者)
別の社員B氏によると、社長の夏野氏からはSlackでメディア向けの文章をコピペしたメッセージが発せられたのみだという。
「『案内できることがあればすぐにこのチャンネルで案内します』と添えられていましたが、その後は何もない。まずは社内への説明が先ではないでしょうか」
夏野氏の“社員ほったらかし”エピソードはこれだけではない。実は、同社がハッキング被害で大騒ぎになっていた7月、小誌にある情報がもたらされていた。
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source : 週刊文春 2024年12月26日号