私のように会食が多いと、悩むのは手土産のことだ。
それが必要かどうか、まず考える。ワリカンで食べることになっているのだから、手ぶらでいいのではないかと判断していくと、よく裏切られる。
「私だけ申しわけないです……」
それではと人数分用意していくと、持ってきたのは私だけ。
「そんなに気を遣わなくてもいいのに」
あれ、という感じだ。
さらに困るのは、はっきりとご招待を受けている場合だ。その人にだけ何か持っていくのもナンだしなあ、と迷って、結局は他の人の分も用意することになる。
それで招待してくれた人に、人数の確認をする。
「明日は何人いらっしゃいますか」
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source : 週刊文春 2025年2月20日号