過熱するばかりの中学受験。そんな中、塾の勢力図を書き換えるような激震が走った。絶対王者のサピックスが難関校の合格者を減らし、他塾の猛追を受けているのだという。少子化、高校無償化などで揺れ動く受験戦争の今に迫る!
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大手塾「日能研」の集計によると、2025年中学入試における首都圏の受験者数は6万2200人。前年から3400人減少という結果になった。
しかし、これは過去5番目に多い人数であり、ピークの2023年から高止まりが続いている。小学6年生の数に対する受験者数の割合を示す「受験率」も21.5%(前年比1.2ポイント減)と過去3番目の高さで、中学受験人気が衰えを見せる気配はない。
特に東京に限ると、受験者数3万2000人で、受験率に至っては31.1%。つまり、東京の小学6年生は、実に3人に1人が中学受験をしており“中受バブル”状態と言える。

中学受験に詳しい教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏が、その理由を説明する。
「教育格差が喧伝されたことによってむしろ教育熱が煽られたという親の心理もあり、私立中学が選ばれるのでしょう。今年から始まる公立高校の授業料無償化(私立は来年から支援金の所得制限を撤廃して上限額を引き上げる)の影響もあり、私立の中高一貫校を目指す中学受験の人気は高止まりが続くとみられます」
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source : 週刊文春 2025年3月20日号
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