「本来であれば、挑戦する若者らを激励する場。そんな表敬訪問で突然、知事の説教が始まり、現場は騒然となったんです」(県関係者)
パワハラ疑惑が燻り続ける大井川和彦茨城県知事(60)。「週刊文春」の取材で新たに判明したのは、所構わず癇癪を起こす、知事の「暴走」そのものだった。

「週刊文春」は3月20日号で大井川県政下の7年半で県庁職員の自殺者が13人、休職者が100人超となり、その背景に知事や飯塚博之副知事(62)のパワハラ疑惑があることを詳報。先週号では知事の掲げる「教育改革」による現場の疲弊や相次ぐ関係者の不祥事について報じた。
「大井川県政下では、改革の名の下で現場に過剰なノルマが課されてきた。結果、成果を追い求めるあまり長時間労働やパワハラが次々発生。さらに、知事自身が、自分の意見に反論する職員に対して『バカ』『死ね』『出ていけ』『(女性部長に対して)このアマが』などと暴言を吐いたり、タブレットを投げつけたりすることもあった。茨城県職員のストレスは凄まじいものがあります」(茨城県議)
3月12日、初報が「週刊文春 電子版」にアップされるとその後、3月中旬に開かれた後援会の会合では、
「皆さまどうも、文春砲を喰らった大井川です」
と自虐ネタで挨拶。支援者の笑いを誘うなど「反省している様子はゼロ」(前出・茨城県議)で、秋に行われる知事選に向け、着々と準備を進めているという。
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source : 週刊文春 2025年4月3日号