中居正広の「性暴力」とフジの体質を厳しく指弾した第三者委。報告書が続々と炙り出した“余罪”の記録は、実はもう1人の国民的スターにもスポットを当てていた。フジ黄金期を象徴するタレントの、秘された事件を紐解く。

中居

「会見が終わって12階に上がって、ちょっと外を見たんですね。そうしたら扇町公園に桜がたくさん咲いていて。『ああ、綺麗だなぁ』と。来年、再来年、また同じように桜が咲きます。桜を見て、もっともっと会社が良くなってほしいというふうに思います」

 4月4日、フジテレビ系列局の一翼を担う関西テレビ放送の社屋。大多亮社長は記者会見で自らの退任を発表後、500人を超える社員の前で時折声を震わせ、感傷に耽った。元タレントの中居正広(52)とフジテレビ元アナウンサーX子さんの性的トラブルが起こった2023年6月、フジの専務取締役を務めていた大多氏は、“事件”の報告を受けていたにもかかわらず、中居の番組を継続させた“戦犯”の1人だった。

 港浩一元社長、“フジの天皇”と称された日枝久取締役相談役(6月に退任予定)、そして大多元社長――。経営陣の一掃で春嵐が吹き荒れるフジだが、目下、第三者委員会による調査報告書の内容がさらなる波紋を呼んでいる。

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source : 週刊文春 2025年4月17日号