4月2日、ドナルド・トランプ大統領はホワイトハウスのバラ園で「解放記念日」を宣言した。解放って、何から?
「アメリカをレイプしてきた外国製品からの解放」だそうな。そう言って何やら大きなパネルを取り出した。各国からの輸入品にかける関税率のリストだった。
「すべての輸入品に基本関税10%をかける。“最悪の違反者”には、もっと高い関税率を適用する」とトランプは言う。トランプがいう「違反者」のトップは中国で、現行の20%に今回の34%の関税を上乗せすると54%! 台湾には32%、インドには26%、EUには20%、アメリカに忠実な日本にはなぜか24%! この数字はどこから来るの?
トランプはこれは「相互」関税だという。つまり各国がアメリカ製品にかけている関税率などへの報復として、その半分の関税率をかけるという。その表を見ると日本がアメリカ製品にかけている関税率は46%……そんなの聞いたことないよ!
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

source : 週刊文春 2025年4月24日号