「会長はこのまま社長に責任を負わせて、逃げ切る気なのではないか――。社内では今、このような噂が広がっています」
こう語るのは、羽田空港ターミナルビルの施設管理運営を行う日本空港ビルデング(東京都大田区。以下、空港ビル)のある関係者だ。
空港ビルは国から空港内の国有地を使用する許可を得て羽田のターミナルビルの管理運営を行うほか、他の空港における物品販売事業などを手掛ける。空港利用者の航空券に上乗せされた空港利用料が大きな収益源だ。東証プライム上場で、訪日外国人の増加などを受け、2025年3月期の純利益は前期比42.8%増の275億円になる見通しとされる。

古賀誠長男に2億円の利益供与
この空港ビルが世間を賑わせたのは今年4月。空港ビル子会社「ビッグウイング」が空港内に設置するマッサージチェアを巡り、古賀誠元自民党幹事長(84)の長男(52)が代表を務めるコンサルタント会社「アネスト」に、2020年までの約10年間で2億円もの利益供与を行っていたことを読売新聞がスクープしたのだ。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル
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